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腕に大やけどを負った女児も……自然発火相次ぐ子ども用スマートウォッチ、パチモンだった!

広東省江門市で自然発火したスマートウォッチ(「香港01」より)

 中国では子どもの安全を守るため、スマートウォッチを持たせる家庭が少なくない。しかし逆に、それが脅威となるケースもあるようだ。

「香港01」(11月17日付)などによると、11月上旬、広東省江門市の小学校に通う女児が授業中、突然悲鳴を上げた。腕に着けていたピンク色のスマートウォッチの液晶画面が自然発火したのだ。女児は腕に大やけどを負い、広範囲にわたって皮がむけてしまった。

 女児の父親によると、発火したスマートウォッチは昨年初め、四川長虹電器の店舗で購入したもので、箱には「HONGPAD」と書かれていた。通信だけでなく、中国版LINE「WeChat」や撮影などの機能も有する。同校の校則では、電子機器を携帯して授業を受けることは禁じられていたが、この日は屋外活動があったため、連絡を取るために持たせたという。

安徽省阜陽市で自然発火したスマートウォッチ(「捜狐」より)

 同様の事件は、5月にも起きている。「捜狐」(6月5日付)によると、安徽省阜陽市の小学校に通う小学2年生の女児が授業中、聞きなれない音を耳にした。焦げ臭いにおいがしたかと思うとカバンから煙が出てきたので、中を開けて見てみると、スマートウォッチが自然発火していたのだ。しかも、そのボディもピンク色だった。

 女児の父親もこのスマートウォッチを四川長虹電器の店舗でタブレットと一緒に購入したのだが、その際、店側はレシートをくれず、説明書と保証書は入っていたものの、中国の電子製品には必須の製品品質検査合格証も付いてなかった。事故後、メーカーに問い合わせると、同社はスマートウォッチを扱っていないことがわかった。つまり、これは「HONGPAD」をかたったニセブランドだったのだ。

「中国ではメーカーの正規店舗であってもニセモノが売られてることが多々あり、また、店員がニセモノとすり替えて差額をポケットに入れてしまうというケースもあります」(中国事情に詳しいライター)

 店のマネジャーによると、阜陽市だけで同製品は500~600個が販売されたという。全国で販売された数は、相当な数に上るだろう。今もどこかでピンク色のスマートウォッチが自然発火しているかもしれない。

(文=中山介石)

最終更新:2019/11/25 20:00
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