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”YouTuber芸人”フワちゃんの表裏一体な「戦略」と「弱点」

文=都築雄一郎(つづき・ゆういちろう)

フワちゃんTwitterより

 今回取り上げるのはフワちゃんだ。昨今、続々と芸人がYouTubeに進出しているが、彼女の場合はその逆。自ら「YouTube発の新しいタイプの芸人」と公言しているように、ブレイクの仕方もイマドキだ。

 彼女がテレビに進出するキッカケとなったのは、2019年4月にオンエアされた『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)。指原莉乃イチ押しの芸人として出演したのだが、ビビッドなカラーのスポーツブラにホットパンツ、舌足らずなしゃべりと、フットボールアワー後藤輝基やヒロミともフランクに絡めるキャラクターが受け、テレビ界でもオファーが殺到した。

 以来『ダウンタウンDX』(同)、『ロンドンハーツ』『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)、『有吉ジャポン』『中居くん決めて!』(TBS系)、『笑われるニホン人』(テレビ東京系)、『ネタパレ』(フジテレビ系)など各局に引っ張りだこ。1日放送の『第53回新春!爆笑ヒットパレード2020』(同)では、寒空の中、いつものファッションで気丈にはしゃいでいたのが印象的だった。

「YouTube出身」という免罪符

 ダウンタウンや明石家さんまにも臆することなく、自撮り棒を片手に「一緒に写真撮ろうよ」と言える図太さや空気の読めなさは、魑魅魍魎が集まる芸能界でも稀有な存在だろう。まるで自分だけの時間軸にいるような雰囲気をまとっているのが、彼女の最大の魅力だ。どんな番組でも、上級生のクラスに紛れ込んで授業を受け続けている子どものようにはしゃぎ回る。

 とにかく空気を読み、他人を気にして「前ならえ」をし続ける日本人にとって、その奔放さは魅力的に映るのだろう。だが、それが単なるテレビタレントだったら、すぐにバッシングの標的にされているはず。彼女には、なんといっても「YouTubeから出てきた」というバックグラウンドがある。それが免罪符となって、ある程度の身勝手な行動も許されているところがあるのだ。

テレビマンはだまされている!?

 ただ、テレビマンたちが彼女の策略にまんまとハマッていると思えるのが、まさにその「YouTube発の芸人」という肩書である。

 彼女が立ち上げている専用チャンネル『フワちゃんTV』のアップ動画は合計67本。18年4月にYouTuberデビューをしていることから考えると、これまで1カ月でわずか3本ほどしかアップしていない計算になる。毎日更新が当たり前になっているYouTubeにおいて、これは異例だ。

 また、その『フワちゃんTV』の前身として17年9月に立ち上げた『フワちゃんのウーウー』は、テレビ業界の人向けに自分を売り込むアピールの場として運用していたものだったと伝えられている。さらに、もともとはワタナベエンターテインメント所属のコンビ芸人だったこともよく知られている事実で、その時代『有吉ジャポン』に1回出たこともあるという。

 また、彼女の夢が『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に出ることと、まさにテレビのど真ん中で活躍したいという願望も持った人間なのである。つまり現在のフワちゃんブレイクは、「YouTube」という黒船に乗ってやってきた人種に新しさを感じてしまったテレビマンによる「勘違い特需」ともいえるのだ。

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