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若者が新手のパワハラに辟易!? 「ワンコール縛りが嫌で会社やめた」人も出現する“固定電話恐怖症”が蔓延

文=鷲尾香一(わしお・こういち)

イメージ画像/出典:akizou

 2月5日放送の日本テレビ「スッキリ」で取り上げられた「固定電話恐怖症」がネット上で大きな話題を呼んでいる。

「固定電話恐怖症」とは、会社などの固定電話にかかってきた電話を取ることに“恐怖感”を抱くもので、若い人を中心に多いという。番組では、「知らない、顔が見えない人からの電話を受けるのは怖い」「どうして若い人だけが電話に出なければいけないのか」といった意見が紹介された。

 だが、“固定電話が苦手”というのは、今に始まったことではない。筆者が10年以上前にある大手企業の人事研修担当者に聞いた話では、「最近の新入社員は、電話に出るのが苦手な人が多い。敬語を使った電話応対が出来ない人もいる」と言っていた。

 この担当者は、「家庭に固定電話が減っていることや、固定電話があっても本人は携帯電話しか使わないので、面識のない人からの電話を受けることがなくなっているためではないか」と理由を分析していた。すでに、10年以上も前から“固定電話恐怖症予備軍”はいたということになる。

 2019年版情報通信白書によると、固定電話の全契約数は2018年度末時点で5437万(前年度比1.1%減)。住宅用加入電話数では09年度末が2584万台だったのに対して、2018年度末には1277万台と半分以下となっており、減少傾向が続いている。

 筆者がこどもの頃は、固定電話しかなく、友人に連絡を取るために電話をかけると、必ず親が電話に出たので、一生懸命敬語を使って電話をかけた。こうした点では、現在は友人に電話をかけても、携帯電話であれば親が電話に出ることはない。確かに、家庭の固定電話が使われなくなり、こども時代から“知らない、顔が見えない人”と電話で話をする経験が減ったことは、固定電話が苦手となる一要因かもしれない。

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