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過去にない異例の処置! 吉本興業、新型コロナ問題を契機に「芸人ファースト」に立ち返った!?
2020/03/09 12:00
吉本興業 お笑い芸人 新型肺炎 コロナウイルス
吉本興業が、新型コロナウイルスの影響で仕事がなくなった芸人を対象に、ギャラを補てんしていることが分かった。
7日に放送された関西ローカルの情報番組で、ハイヒール・リンゴ、トミーズ・雅らが明かしたもので、今月に入り全直営劇場が休業している中、予定していた舞台のギャラの半分を振り込んでおり、芸人たちが一様に驚いている様子が知れ渡った。
「ほかの事務所でも、新型コロナウイルス問題で、営業やイベントがかなりキャンセルされている。そこでも例えば延期の場合ならギャラの半分を振り込んでもらい、それを芸人に渡すことはある。残りの半分は出演後に渡すか、中止となった場合はそのままになることがほとんどだが、吉本がこんな形でギャラを補填したことは過去になく、異例の処置といえます」(お笑い関係者)
元来、ケチで知られる吉本だったが、こうした姿勢の裏には、「昨年の闇営業問題で一気にブラック企業とのイメージが世間一般に広まってしまった。こうしたことでNSCの入学生や吉本社員のリクルーティングにも影響が出ており、その払拭をしたいという思いが見え隠れする」(前出の関係者)という。
新型コロナウイルス問題で、「芸人ファースト」に立ち返った吉本。今後も“親心”が定着することを願うばかりだ。
最終更新:2020/03/09 12:00