本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

チュート徳井の早すぎる復帰に視聴者が猛反発? スポンサーにまでクレーム殺到か

徳井への視聴者の“拒否反応”は想像以上だった?

 徳井がレギュラーを持っていた他のテレビ局も「出演見合わせの方針に変わりない」とコメントしているが、徳井への視聴者の“拒否反応”は想像以上だったようだ。

 実際、徳井の約1億2,000万円の申告漏れは、脱税が疑われる悪質なもので摘発されてもおかしくない案件だった。しかも、その金で、趣味の高級バイクや高価な腕時計を収集していたほか、海外旅行、果ては東京都内に超豪華マンションを一括購入するなど贅沢三昧で、「想像を絶するルーズさ」という釈明に、同情の余地はなかった。

 にもかかわらず、半年もせずに復帰というのは、やはり早すぎるだろう。

「徳井が復帰を急いだのは、昨年度の税金を払わなければいけない事情があるからだと言われています。ただ、ご存知の通り、昨年10月からは仕事がないため、無収入ですからね。もっとも、“それなら、2億円ともいわれるマンションを売却すれば済むだろう”という厳しい声もあります」(事情に詳しいメディア関係者)

 公金絡みの不祥事といえば、2012年、同じく吉本に所属する「次長課長」の河本準一が、母親の生活保護費をめぐる不正受給に加担していた疑惑を「女性セブン」(小学館)がイニシャルで報道。しかし、河本本人に反省の色がなかったため、筆者は本サイトで実名で報じた。河本は弁護士を同席させて「不正ではない」と否定したが、世論に抗しきれず、費用を返還したうえでレギュラー番組を降板させられた。

 以降、視聴者からの反感は根強く、以前のように浮かび上がることができないまま現在に至っている。

 徳井にしても、庶民離れした申告漏れによる不信は、そう簡単に払拭できるものではないだろう。早期の復帰は、「申告漏れ分の税金は払ったんだから、問題はない」という傲慢不遜さが透けて見えるようでもある。筆者としては、改めて復帰の時期を再考して出直したほうが良さそうだと思うのだが。

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2020/03/19 22:00
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