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ゾフィー上田の『コントに首ったけ』【1】

かが屋「影響を受けたのはワンピースとアニメ」ゾフィー上田が伝説の“スマホ画面回転”誕生秘話に迫る!

ネタは生まれてからも進化し続ける!?

加賀 ゾフィーさんってライブでネタをかけていって、一発目からどんどん研ぎ澄まされて、だいぶ内容変わるじゃないですか。それが僕ら、上手じゃなくて。

賀屋 いわゆるブラッシュアップができないんです。

上田 ネタをいじるのは苦手?

加賀 迷ったり、「後半きびしいな。これでどうかな?」 といじったりしたやつは100%失敗しますね。どうすればうまくいくんですか。

上田 俺の場合、構造をガシッと決めてるんだよ。建築途中で骨組みを見て、「これはいい家だ」となるのが理想で。その家の骨組みは変えないけど、内装はずっと変える。

加賀 僕ら、“上田ハウジング”に家の相談しに来たみたい(笑)。

賀屋 骨組みでうまくいったネタって何ですか?

上田 たとえば「ロボット」だよね。感情が芽生えないロボットが、博士の「なんで芽生えないんだー!」の反応に対して感情生まれる、というのは骨組みとして完璧だなと思った。でも最初にネタをおろしたときは、ずっとロボが博士をバカにしてるだけで、これじゃダメだとどんどん直していった。

加賀 そういえば、「ロボット」のネタ見たとき、「キングオブコントの決勝行くだろうな」と思ったら、結局いかなかったんですよ。でも「キングオブコント」が終わった後、ライブで見たらさらによくなっていて。「賞レースのためだけにネタを磨いているんじゃないんだ!」と気づいて感動しました。

上田 いや~、気づいてくれたの? ありがとう(照笑)。でもそこはかが屋の難しいところだよね。ちょっとした部分を広げられるから、無限にやれる分、どれを選択していいか分からない。「ロボットがバカにする」で面白いことしようと考えたら、その枠の中で探すけど、「親友」を軸にしたら、「泣くこと」も「怒ること」も「笑うこと」もできる。

加賀 そうか。それで大変だったんだ……。“かが屋建設”、確かにめちゃくちゃ変わるんですよ。作っているうちに、先輩だったのが後輩になったり、男の子が女の子になったりして。唯一、僕が女の子役をやることはないんですけど。それは“柔道の松本香選手”に似すぎてノイズになるという理由で。

賀屋 あと話の半分までは一緒で、そこから展開が3種類あるコントもあります。

加賀 オチだけ一緒で、途中は全部違うんです。

賀屋 「宝くじ」のネタとか、それですね。

上田 だからデザイナーズマンションなんだよ、かが屋建設は。上田ハウジングは2階の一戸建てしかやらない。でも、かが屋は3階建てにもできるし、地下室も作れるし。とにかく自由。

加賀 建築のたとえ、ここにきて意外にピンときました(笑)。

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