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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

TOKIOは解散させない!? ジャニーズが長瀬智也の説得工作で繰り出す“仰天プラン”

TOKIO・長瀬智也

 新型コロナウイルスの感染拡大でイベントやコンサートなどの自粛が広がっているが、芸能界では、来春のジャニーズ事務所からの退所が噂されているTOKIOの長瀬智也に対する説得工作が行われているという。

「今年いっぱいで活動休止する予定だった嵐は、五輪延期を受け、休止を延期する方向と伝えられているが、いずれにせよ、グループ活動はそう長くない。そんな中、TOKIOも長瀬が退所すれば、グループは解散に追い込まれる。それだけはなんとしてでも避けたい。その思いはTOKIOのレギュラー番組『ザ! 鉄腕!DASH!』を抱える日本テレビも同じで、長瀬を説得するよう、ジャニーズ事務所に依頼したようです」(バラエティ制作会社スタッフ)

 そこで、説得役に白羽の矢が立ったのが、キムタクこと木村拓哉。長瀬が“兄貴”と慕う間柄で、もしそれでも説得が失敗に終われば、長瀬と最も気が合うとされる、元メンバーの山口達也をグループに戻すという仰天プランまで流れている。

「長瀬はもともと、音楽をやるためにTOKIOに参加した。そのため、ベースを担当していた山口とは音楽を通じて最も気が合う仲だったんです。それだけに、2年前に山口が退所してからは、“音楽活動をやらないグループにいても意味がない“と言うようになって、退所が噂され出したんです」(音楽番組関係者)

 TOKIOは、1989年にリーダーの城島茂、松岡昌宏、国分太一の3人でスタート。その後、山口達也、小島啓が参加したが、94年に小島が脱退。ジャニー喜多川さんの指名で長瀬が加わり、現在のTOKIOとしての活動がスタートした。

 ところが、18年4月、山口が未成年に対する強制わいせつ容疑で書類送検されていたことが発覚。翌月、山口はグループから脱退し事務所を退所したが、事実上の解雇だった。

 この山口の強制わいせつ事件に対して、当時まだ現役だった後輩の滝沢秀明は、「週刊新潮」(新潮社)の誌上で「これらの件については、僕は誰もが思うと同じ感覚を抱いてます。ダメなものはダメだ。反省すべきところは反省すべき。ただ、それは会社が教えるべきことでもないと思います。自分自身が社会人として当然、学ぶべきことなんじゃないか」と語っている。

 「体育会系体質の長瀬にとっては、上から目線の滝沢の発言にカチンときたんです。その後、現役を引退した滝沢が、ジャニー喜多川さんの後継として新体制をスタートさせたことで長瀬はますますやる気を失くしてしまった。キムタクが説得しても、難しいと思いますよ」(長瀬を知る広告代理店関係者)

 そのため、山口をTOKIOに戻して音楽活動を再開させる“復帰プラン”も腹案として用意されているという噂もある。だが、それはあまりにも荒唐無稽な話だ。

 わいせつ事件を起こして解雇同然に退所した山口を戻すことは、数多くのアイドルを抱えるジャニーズ事務所の信用を失墜させかねない。それに、2年前に山口を痛烈に批判した滝沢副社長の威信にも関わってくるだろう。筆者が思うに、長瀬の退所は避けられない。愛情が失くなった事務所に留まる必要はない。来春と言わず早く自由の身となり、グループではないピンのミュージシャン並びに俳優としての長瀬の活躍に期待したい。

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2020/04/02 10:24
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