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週刊誌スクープ大賞

安倍政権の「検察庁法改正案」強行採決に怒りをぶつけろ! 日本人全員が世界の笑いものになる

 今日(5月11)も国会で、日本に感染者がどれくらいいるのかという質問に、専門家ももちろん閣僚たち、安倍首相も、答えられなかった。

 お粗末すぎる。現代はいいとこを見ている。

 感染者数の500倍以上になる760万人超がすでに新型コロナウイルス肺炎に感染しているという試算があるというのだ。

 この数字が意味するところはと、上昌広医療ガバナンス研究所理事長がいっている。

「実は多くの日本人は、新型コロナに一度感染して、すでに回復しているのです。新型コロナは緊急事態宣言をずるずると延長するほど、恐ろしい病気ではないことが分かってきています」

 4月21日に、慶応大学病院が調査結果を発表した。来院した患者67人にPCR検査を実施したところ、このうちの6%、4人が陽性と判明したのだ。

 これではサンプル数が少なすぎるが、ナビタスクリニック理事長の久住英二が、20代から80代の男女2020人を対象に、抗体検査を行った。

 調査の結果、新型コロナウイルス肺炎に抗体がある人は5.9%で、慶応とほぼ同じである。

 この人たちは、発熱や咳に苦しんだわけではない。感染しても、知らずに軽症で済んでいるのだ。

 ここでも「減らすべきは死者の数」だとしている。

 私も声を大きくして叫びたい。

 今すぐ、60代以上の人間のPCR検査をして、陽性、症状が出ている人、既に症状が進んでいる人などに分け、隔離、入院治療、集中治療室などに振り分け、手厚い看護をすれば、死亡者数は低く抑えられるはずだ。

 政治的には極めて貧困だが、有効な治療を行ったため、世界で一番死亡者が少ないという国の栄誉を、勝ち取れるかもしれないのだ。

 コロナと戦っても勝ち目はない。コロナと共存するのだ。死者を減らして、ともに生きていく。さすれば、次なるウイルスが登場しても恐れることはない。

 真に恐れるべきは、慌てて、どうしたらいいかわからずに、嘘ばかり並べたてる政治屋をこそ恐れるべきだ。

 ここまで見てきたら、ポストの「緊急事態解除の条件」など読まずに済む。

 感染しても重症化しない若者たちを街へ出すのだ。軽く感染させ、抗体をつくるのだ。

 そしてもっと重要なのは、自粛で営業もできず、従業員もやむなく解雇した中小企業、商店、レストラン、パチンコ店、居酒屋などに、手厚い補償をしてあげることだ。

 自粛が解けても、今後が見通せない人たちを救うのだ。

 国家なんか破綻したっていい。70数年前には実際に起こったではないか。だが、希望があれば、人間は耐え、再び立ち上がることができる。

 政治家たちよ、それ以外考えることはない。

 現代の、タイトルのように、これ以上の緊急事態宣言は意味がない。

 それよりもやるべきは、今週の第1位に持ってきたように、「国は最後には助けてくれない」という絶望感から、この人たちを救い出すかであること、いうまでもない。

 今のメディアを見ていると、戦中もかくやと思わんばかりの「標語」が飛び交っている。

「欲しがりません勝つまでは」「大本営発表」「村八分」「自粛警察」「非国民」などなどである。

 この国の政治家のたちが悪いのは、作家の西村健がいっているように、

「営業自粛も『命令』ではなく『要請』です。フランスなど欧米では、外出禁止の命令を出す代わりに企業に対する補償をしています。

 それが日本では国が補償する義務のない要請という『お願い』にとどめ、カネを出し渋っているのです」

 ようやく出したと思えば、サイズの小さい不出来のマスク2枚と、わずかな小銭である。

 この際、公務員や政治家から給料を取り上げ、2年間ただ働きにさせたらいい。

 それぐらいしないと、この国の政治家や役人は目が覚めない。

 都内で焼き肉店を営む男がいうように、何とか潰れないようにしていくしかないのだ。

 野口悠紀雄にいわせれば、IMFの見通しでは、新型コロナウイルス肺炎は今年中には終息せず、来年は第2波が来ると予測しているという。

 そうなると「24年まで5年間マイナス成長が続く」(野口)そうだ。

 よくいわれることだが、政府の中では、「自粛で潰れる企業は淘汰されればいい」という者がいるという。

 5月1日から開始される持続化給付制度も、それまでに倒産してしまった事業主は対象外。それは「自己責任」なのだ。

 そもそも国の基本姿勢は「給付」ではなくあくまでも「融資」だ。無担保などと甘い言葉がを並べるが、結局は返済しなければならない。

 家賃、下水道ガスなどの公共料金。自粛中でも出前を取れば、店で食うより高くつく。

 国民に、これだけの不自由さを強いて、終われば、「ごくろうさま」で済まそうというのである。

 コロナ騒ぎで嫌というほど味わっている、この国の国民に対する冷たさ、無理解、弱者に寄り添わないやり方は、コロナ以後、日本人の生き方を変えると思いたい。

 新しい生き方。それは、できる限り政治を排し、役人を本来の公僕の地位に引き戻し、一人一人の国民が自立して、自分たちの幸福を追求できる生き方でなくてはならないはずだ。

 そいう意味では、このコロナ騒動は、眠りこけていた日本人の頭をぶん殴り、覚醒させたと思いたい。(文中敬称略) 

【巻末付録】

 まずは合併号のポストから。

「『国民的女優』の卵たち-朝ドラ&CMで大注目、新生美女10人の素顔 竹内愛紗ほか」

「日本女性のおっぱいはなぜ大きくなったのか?」。袋とじは「児島美ゆき、68歳のハレンチ学園-女優人生の集大成をフルヌードで」

西田幸樹の「なをん/佐々木心音、今日は空を見ない」「桝田幸希、禁断の果実-映画、ドラマで活躍するセクシー美女の美裸身」

「水島裕子、FRESH!!-世の男性を元気にした美女が帰ってきた!」「大物俳優26人が抱いた!映画女優53人の絶頂シーン 多部未華子、石田ゆり子、吉高由里子、安藤サクラ、宮沢りえ」

 最後は「結城るみな×高橋しょう子-貴方は自宅派?それともラブホ派?」。この中の売りは児島美ゆきなんだろうな。68歳でフルヌード。その勇気は認めるが、目をそむけたくなるとはいわないが、次の、佐々木心音や水島裕子がやけに可愛く見える。

 ごめんね、美ゆきちゃん。

 お次は現代。

「セックスは関係性でできている-『する』と『される』の転換点」「桃尻かなめ、はんなりヘアヌード-京都生まれの可愛すぎる回転寿司バイト」「熱海『ほのか』、シースルー・コンパニオンと大宴会」

 袋とじは「熊切あさ美、再起グラビアでお尻全開!-人生、いろいろありました!」。こちらはいいね! 

 というわけで、袋とじの勝負は、熊切あさ美やや優勢で、現代の勝ちだ。

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2020/05/12 12:00
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