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NEWS 手越祐也と『週刊文春』のマッチポンプな関係性……ツッコミどころ満載の記事を深読み

永遠に満たされない手越の承認欲求

 6月1日の「文春オンライン」では、手越の知人が「(手越は)グループの人数が減り、年齢が30歳を超えても活動する『KAT-TUN』を見て馬鹿にすることもあった。『外見もカッコよくない』と」と証言している。そういえば昔、ネット上に流出した手越のカラオケ動画でも、「一番嵐のファンが多いけど~東京ドームで口パク聞いてる~」というしょうもない替え歌を歌っていたっけ。同僚たちを揶揄することでしか、肥大した承認欲求を落ち着かせることができないのか? だとしたら痛ましいったらない。

 他人の見下すのは、自分が満たされていないからだろう。もっと認められたいんだろ。認められ足りないんだろう。配られた弁当にでかでかと貼られていた「手越祐也様」の文字が、まるでその証左のようだ。中居正広が医療現場に送った叙々苑弁当には中居の「な」の字も書いてなかったしなあ。

 だけど本当は、手越は十分認められていた。大勢のファンが、過去の度重なるスキャンダルを受け止め、それでも応援し続けてきた。大きなステージに立ち、たくさんの声援の中で歌い続けることができた。これで満足できないのなら、この先どんな道に進もうともきっと満たされることはないだろう。

 総じて思う、「大丈夫か? 手越」と。

『週刊文春』の直撃取材に答える手越はどうにもこうにも言い訳じみていて、ツッコミどころ満載だった。手越も、事務所には愛想尽かされネットでは袋叩きに遭ってつらかったのかもしれない。そこに現れた「文春」は、手越の思いの丈を記事にしてくれた。手越は持ち前の人の良さで「『文春』意外に話がわかるヤツだな……」なんて思ってしまったりして(まるでDVカップルみたいな構造だ)。そんな文春に恩義を感じた手越は、ジャニーズ退社後に「手越祐也、ジャニーズの内情全て暴露します」な~んてインタビューがどかーんと打ち上げられたりして。そんなことまで邪推してしまった。

 生活苦の家庭に弁当を配るのはえらいことで、本当に褒められるべきことだと思う。しかし、それで今日に至るまでの粗相がチャラになるってことはない。大丈夫か、手越よ。とにかく手越が心配だ。

出来花子(ライター)

出版業界を漂ういろいろなオタク。出版界動向やゴシップを追いながら、フリーのライターとして活動。

しゅったいはなこ

最終更新:2020/06/08 12:09
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