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週刊誌スクープ大賞

国民が自粛を強いられているとき、電通と癒着して税金を中抜きするなんて“こそ泥”以下のやり口だ!

 次は新潮から、佐伯啓思京都大学名誉教授が「コロナ後」について書いている中の一節を紹介したい。

「自然現象の前では人間は無力であり、いつかは死ぬ。その前に自分の生き方を定めておく以外にないのである。コロナは、死を前提にどう生きるかを改めて我々に問うたと言えよう」

 コロナについて書かれた文章としては一番心を打たれた。全文読むことをお勧めする。

 サンデー毎日で、ノンフィクション作家・森功の連載「鬼才 齋藤十一」が始まった。齋藤は新潮の編集者で、数々の作家を見出し、週刊新潮を成功させ、フォーカスを創刊したことで知られる。亡くなるまで、週刊新潮に関与し、タイトルを考えていた。

 私のような平凡な編集者からすると、神様のような人である。佐野眞一が齋藤についての短いものを書いている。私も一時、齋藤を書こうと思って、北鎌倉の齋藤の家を訪ね、奥さんに話を聞きに行ったことがある。ちょうど今頃の時期だった。アジサイ寺が真下に見える素晴らしい景色を見ながら、齋藤が好きだったクラシックのレコードを聞いたことがある。

 鎌倉にある齋藤行きつけの居酒屋で何度か呑んだこともあった。森功は新潮の出身である。彼が、齋藤という人間をどう書くのか、楽しみである。

 さて、新型コロナウイルス感染拡大の中で、グローバリゼーションの失敗や、中国へモノづくりを依存し過ぎていたことの弊害など、様々な害が明るみに出てきた。

 だが一番の問題は、自粛警察などの言葉に代表される「ろくでもない日本人」がこれでもかというぐらいに増えたことだろう。

 現代によると、緊急事態宣言中、「公園や飲食店で密になっている」「マスクをしていない」などのチクリ通報が、東京だけで2300件もあったという。

 今日もテレビの朝のワイドショーを見ていたら、パチンコ店に大行列ができていると、レポーターが現場からレポをやっていた。

 いいではないか。それこそ自己責任。昨日は死亡者がゼロになったというのだから、そう目くじらを立てることはない。

 そういうと、正義を振りかざし、難癖をつけて来る輩がいるだろうが、コロナ後の大事なことは、自分の身は自分で守ることだ。

 引き籠り状態が長く続くと、陽に当たらないため、セラトニンという神経伝達物質が減ってきて、イライラ感も強くなるそうだ。

 年寄りも、家に閉じこもっていないで、外へ出よ、光を浴びよ。コロナで死ぬのも、がんで死ぬのも、同じ一生。くよくよしているのが一番いけない。

 NEWSの手越祐也が、ジャーニーズ事務所から活動休止処分を受けて、事務所を辞めるのではないかといわれている。

 文春が直撃しているが、「ひとつだけいえるは、僕は今後、絶対にファンを裏切らないし、自分を応援してくれるファンは絶対幸せにするということ。それだけは信じてほしい」というだけ。なんのこっちゃさっぱりわからんがな。

 小池都知事が唯一自慢にしていた「カイロ大学首席卒業」が真っ赤なウソだったという文春報道は、少なくとも、小池の毎日のように開く会見を見ると、何も影響を与えなかったように見える。したたかな女性である。

 新潮は今週も小池都知事批判をやっているが、新味はない。

 だが、意外なところから小池に矢を放ってきた。元小泉純一郎の秘書官だった飯島勲が、文春の連載で、「小池知事にうんざり」だといっているのだ。

 飯島は、小池の横文字連発に辟易しているという。「オーバーシュート」「ソーシャルディスタンス」「パンデミック」なんていっているけど、「都民の九割は分かっていないんじゃない?」(飯島)

 そして飯島は、若い頃にエジプトに留学し、難関のカイロ大学を首席で卒業したといい張っているのなら、「英語じゃなくてアラビア語でもっと気の利いたフレーズを繰り出してみろ」というのだ。一度、小池はアラビア語で会見してみてくれないかな。そうすれば、分からなくても見る人はがぜん増えると思うのだが。

 小池は二階幹事長に取り入り、自民党は対抗馬を出さないという方向で動き始めたといわれている。

 だが、このところ安倍離れが進んでいる菅官房長官が、都連が小池擁立に難色を示しているのを見て、独自候補をたてようと動いていると、新潮が報じている。

 菅の反小池は筋金入りだという。そんな菅が白羽の矢を立てたのは、元テレビ朝日アナウンサーで自民党都議2回生の川松真一朗(39)だそうだ。都議会では反小池の急先鋒だそうだが、知名度も実績もないのではと思うが、考えてみれば、小池だって「クールビズ」だけしかないのだから、どっこいどっこいだろう。

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