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週刊誌スクープ大賞

国民が自粛を強いられているとき、電通と癒着して税金を中抜きするなんて“こそ泥”以下のやり口だ!

 さて、スーパードライでキリンを抜いたアサヒビールだが、このところ飲食店の売り上げが大きく落ち込んでいると、現代が報じている。

 スーパードライの販売総量は前年比で52%減、飲食店に限れば約80%減だという。

 さらに、アサヒビールは海外進出に力を入れてきたため、そちらも壊滅的だそうだ。

 またキリンは、化粧品ブランド「ファンケル」や医療品製造があり、サッポロは「恵比寿ガーデンプレイス」の運営などもあり、本業以外の収入もあるが、アサヒビールはビール一筋。

 それに、自粛の家飲みでは、ビールは高額だから飲まないで、チューハイや発泡酒など安いものが売れ筋だから、さらに苦しいという。

 まあ、スーパードライの次の新製品を生み出せるかどうかが、アサヒビールの命運を握っているようだ。

 文春がスクープした、黒川弘務前東京高検検事長の「賭け麻雀」問題だが、「訓告」という軽い処分にしたことで、波紋が広がっている。

 この問題で矢面に立たされた森雅子法相が、「もう辞めたい」と漏らしていると、文春が報じている。それは、この処分は内閣と法務省が協議し、最終的には内閣が決めたと会見したのだが、安倍首相自らが、「検事総長が事情を考慮し、処分を行った」と答弁してしまったものだから、森は答弁修正に追い込まれてしまったのだ。

 森は、黒川は懲戒処分である「戒告」が相当だと考えていた。そこで森は安倍のところへ進退伺を持って面会に行き、「懲戒処分」を求めたが、安倍は首を立に振らなかったという。

 安倍の腹の中は、会期末までそのままにしておいて、国会が終われば内閣改造して、森をぶった斬るそうだ。まあ、森もその程度の大臣でしかなかったのだから、致し方なかろう。

 その安倍政権への怒りが収まらない。フライデーが、5月31日(日曜日)の午後、安倍の私邸の前に、20代から50代の学生、フリーター、失業者たち約70人が集まり、「アベ、出てこい!」「アベも貧乏やってみろ!」と悲痛な声を上げた現場を掲載している。

 私邸の前には警官たちがズラリと並んで、彼らの前に立ちふさがっている。国民を守ろうともせず、コロナに乗じて、甘い汁を吸おうとしている安倍政権など、警官たちが守る価値などあるのか。この集会の取材に、テレビや大新聞はほとんど来なかったと、フライデーが伝えている。

 ところで、日曜日の「安田記念」で、ダントツ1番人気に支持されたアーモンドアイがまさかの2着、それも勝ったグランアレグリアに2馬身2分の1も離されたのだから、競馬は分からないものだ。

 前走から初めての中2週という短い間隔で出走してきたことが敗因であることは間違いない。

 これを勝てば、史上初のGⅠ8勝という「金字塔」の前に、馬主も調教師も目がくらんだのであろう。

 馬にとっては迷惑な話だ。いくら前走が楽な勝ち方だとはいえ、東京競馬場の1600mを走りぬく、それもレコードに近いタイムで走るのは大変なことである。

 だが、同じ東京、同じ距離ならいけるかもしれない。もし秋まで待って、馬が故障でもしたら「金字塔」ができない。そう考えたのだろう。

 馬の出来がどうのこうのというのは、私には分からない。だが、昨年と同じような出遅れ、その後の走りは、いつものアーモンドではなかった。

 直線、アーモンドの本来の走りなら、僅差まで詰められたはずだが、勝ったグランアレグリアが上がり33秒7なのに、追いかけたアーモンドがそれより遅いのでは、勝てるわけはない。

 ゴール直前、インディチャンプをかわすのが精一杯だった。

 良馬場ではなかったことも敗因に挙げられているが、私は、それよりも、アーモンドに走る意志がなかったと見る。

 重馬場の有馬記念の惨敗、そして今回の敗戦は、アーモンドの心に大きな傷となって残るのではないか。それが心配だ。

 さらに、馬主、調教師は、アーモンドの「異変」に気付いていたのではないか。そのため、秋を待たずに勝負に出たのではないか。

 歴史に残る名馬を、名誉のために無理使いしたツケは大きいように思う。

 天皇賞秋辺りを狙うのだろうが、何とか無事に夏を過ごし、もう一度あの凄い走りを見せてもらいたいと思う。

 サン毎で、ジャーナリストの青木理が、松尾邦弘元検事総長に、今回の黒川弘務辞任について話を聞いている。

 松尾は当然だが、検察官という役割をこう話す。

「検察官は、時として司法官と行政官の二本足で立つことが求められます。ただ、司法官である意識は常にしっかり持っていなければいけないと私は思う。

 法務省で働いているときも、行政官としてはこうだとしても司法官としては少しマズいよね、ということがやはりあるんです。そうしたときに検察官、司法官としての矜持というか、堅い言葉で言えば正義とか道理を守れるか否か。そこは最も重要な資質です」

 要は、黒川というのは、正義も道理も分からなかったということだろう。

 松尾は黒川について、非常に優秀だったが「ただ、行政の場で使われ過ぎたのではないか」といっている。

 そして、松尾だったら、甘利明の現金授受疑惑や、森友学園の公文書改ざん、安倍と昭恵の「桜を見る会」前夜祭の問題も、捜査による事件化は可能だと考えるかという青木の問いに、こう答えている。

「証拠を見ないと断言できませんが、どんな事件も捜査は工夫と根気次第で変わります。そうした気構えを持たなくてはいけない。特に検事総長や検事長といった最高幹部は」

 私だったら、事件化できているという口ぶりである。安倍がこれを聞いたら、震えて逃げ出すだろうな。

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