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『アンサング・シンデレラ』西野七瀬演じるくるみの行動に総ツッコミ…「気味悪い」の声も

『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』公式サイトより

 石原さとみの主演ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)の第6話が8月20日に放送された。今回の平均視聴率は9.7%で、前回からは0.3ポイントアップ。ところが、西野七瀬演じる新人薬剤師・相原くるみの行動が「ありえない」と波紋を呼んでいる。

 『アンサング・シンデレラ』第6話は、むやみに抗生剤を飲んでしまう高齢者と、月経困難症に苦しむ女性について描かれた。問題は、くるみがメインとなった後者のストーリーである。

 主人公・葵みどり(石原)の背中を見てだんだんと薬剤師としてのモチベーションが高まってきたくるみは、ある日、初めての服薬指導を任される。月経困難症の患者に、世間話などを交えながら、低用量ピルの説明をするくるみ。説明を終えて調剤室に戻り、みどりに「うまくできました」と胸を張った。

 しかし、数日後に「薬が効いていない」と女性患者からくるみ宛に連絡が来る。慌てたくるみは、「とりあえず、もう一度医師に診てもらってください」としか言えなかった。その様子を見ていたみどりに声をかけられるも、なんでもないと誤魔化すくるみ。そんなことをしていると、再診に来た女性患者が月経困難症の症状で倒れてしまった。

 患者をしっかり見られていなかったことを反省したくるみは、生理痛に関する勉強をするとともに、女性患者のインスタを見て薬が効かない理由のヒントがないかを探る。すると、薬が効かなくなる作用があるセントジョーンズワートという成分が入っているハーブティーを飲んでいることが判明。他にも、生活習慣の乱れが垣間見える投稿が複数見受けられ、くるみは女性患者に「インスタを拝見しましたが……」と切り出し、薬が効かない原因や生活習慣を正すことが生理痛の軽減につながることを伝えた。

 患者はくるみの真摯な姿勢に感動し、涙していたが、ネットでは視聴者からの疑問の声が。「インスタ拝見したとか言われたら正直引くわ」「これ、くるみが男だったら大問題になるでしょ」「患者からしたら気味悪いというか、不快な気が……」などと、プライベートな関係でない薬剤師が私生活を詮索するのはやりすぎではといったツッコミが相次いだ。

 何かとツッコミどころが多いと言われている『アンサング・シンデレラ』。薬剤師という職業が誤解されないためにも、演出や表現にはもう少し注意を払ったほうがいいのかもしれない。

■番組情報
木曜ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』
フジテレビ系/毎週木曜22:00~
出演:石原さとみ、田中圭、西野七瀬、真矢ミキ、成田凌、 桜井ユキ、井之脇海、金澤美穂、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん ほか
原作:荒井ママレ
脚本:黒岩勉
演出:田中亮、相沢秀幸
音楽:信澤宣明
プロデュース:野田悠介
制作著作:フジテレビ第一制作室
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/unsung/

早乙女りこ(ライター)

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

さおとめりこ

最終更新:2020/08/21 18:53
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