日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 菅政権の行政改革は“年金制度廃止”の布石!?
週刊誌スクープ大賞

ビジョンなき菅首相がすがる金融、経済、医療、外交の怪しい人脈

やはりグズグズすぎる日本のコロナ対策

 先ほども書いたが、コロナの対応で、一番失敗しているのはアメリカで、成功しているのは台湾、韓国というのが、世界の共通認識のようだ。

 だが評価が難しいのはスウェーデンである。コロナの感染予防と同時に経済活動も制限しないという政府のやり方が、周辺諸国に比べて感染者数、死亡者数の多さにつながり、世界から非難を受けた。

 だが、最近では、スウェーデン式が勝利の方程式であるという評価が高まっていると、新潮が報じている。

 若者の陽性者は増加傾向にあるが、重症者数や死者の数が落ち着いていて、当局は「集団免疫を達成しつつある」と発表しているという。

 死者数は10月5日時点で5895人だが、8月は78人、9月は54人と、かなり落ち着いているという。

 スウェーデン式は、マスクは付けなくてもソーシャルディスタンスを守っていればいい。コンサートは未だに禁止されているが、移動は、列車の座席が満席にならなければ、それ以外の規制はないそうだ。

 一見、日本と似ているようだが、違いは厳然としてある。学校は休校しなかった。

 そして何よりも大きな違いは、かの国に住む宮川絢子医師(カロリンスカ大学病院に勤務)がいうように、

「悪いデータもよいデータも公開され、情報が隠されていないことが、国民の安心につながっていると思います。死者数が増えているときでも、手を加えていない生データが毎日公開されます。陽性者数だけが問題になることはなく、PCR検査数が増加して陽性者数が増えたときは、“重症者と死者は減っているので問題ない”という説明が当局からありました。

 別のときには、“陽性者が増えたのは10代後半~40代で、リスクグループである高齢者の陽性者は減っているので問題ない”という説明もなされました。

 アンケートによれば、当局の対策は7割程度の国民に支持されています。

 死者数を見ず、陽性者ばかり気にする国もあり、ノルウェーなども陽性者数が増えてかなり騒いでいて、そういう状況は日本にも見られます。

 死者数にフォーカスするスウェーデンとはだいぶ違います」

 決定的な違いは日本は、都合の悪いデータは隠してしまうし、一斉休校にしても、どうしてそうしなければいけないのかを、一国のトップが説明できないことである。

 思い付き、その場限りのバカな対策を次々繰り出しては、国民に嘲笑される。

 感染者も死亡者も少ないのは、国の対策が功を奏したのではなく、結果オーライでしかない。

 国民を守ろうとしない政治屋と、コロナについて何も知らない専門家たちが、訳もわからずやってきただけで、何もしなくても結果はそう違わなかったのではないか。

 私はそう思っている。

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