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中国のパクリ雑貨チェーン店「メイソウ」が炎上! 基準値の1400倍以上の発がん性物質が検出

文=中山介石(なかやま・かいすけ)

中国のパクリ雑貨チェーン店「メイソウ」の商品から基準値の1400倍以上の発がん性物質が検出の画像1
メイソウの上海市内の店舗(筆者撮影)

 ユニクロ、無印良品、ダイソーのいいとこどりをしたような商品が並び、「パクリ雑貨チェーン店」などと揶揄されている中国の「名創優品(MINISO、メイソウ)」。現在、世界で4200店舗を展開し、本家を脅かす存在にまで成長している。運営会社のMinisoグループホールディングはIPO(新規株式公開)を計画しており、9月24日にアメリカ証券取引委員会(SEC)に目論見書を提出したばかりだが、同社は現在、別件で話題を振り撒いている。

「今日新聞NOWNEWS」(9月28日付)などによると、同社が販売するマニキュアから抜き打ち検査により、発癌性物質であるクロロホルムが検出されたのだ。上海薬品監督管理局が発表したもので、クロロホルムの中国での基準値は1グラムあたり0.40マイクログラムだが、当該商品からは589.449マイクログラムものクロロホルムが検出された。実に基準値の1400倍以上だ。

 ある店舗の責任者は、商品を生産したサプライヤが悪いとして自分たちには非がないと主張しているが、ネット民は、確かにサプライヤも悪いが店側にも一定の責任があると糾弾。メイソウのWeibo(ウェイボー)公式アカウントは、この件について一切触れていないことから、大炎上する事態に陥っている。

 それもそのはず。同社の安全性に関する不祥事は、今回が初めてではないのだ。2016年には干し梅から二酸化硫黄の残留物が検出されたほか、干しプルーンからは、ラベルの原材料名欄に表示されていない添加物の安息香酸が検出された。また、18年には韓国で、チークから基準値の10倍のアンチモンが検出された。 アンチモンは毒性が強く、中毒になると、皮膚炎や鼻炎、頭痛、嘔吐などの症状を引き起こす可能性があるという。

 同社は日本国内でも5店舗を展開しているが、食品や体に直接触れる商品、子ども用の玩具なども取り扱っており、日本人にとっても対岸の火事ではないのである。果たして、この騒動はどういった決着をむかえるのか。その動向に注視していきたい。

中山介石(なかやま・かいすけ)

中山介石(なかやま・かいすけ)

1970年、神奈川県横浜市生まれ。日本の食材をハンドキャリーで中国に運ぶ傍ら、副業として翻訳・ライター業に従事している。

最終更新:2020/10/16 12:01

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