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『鬼滅の刃』主題歌で大ブレイク! LiSA大抜擢の裏にあの大物アーティストの存在?

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「紅蓮華」(SACRA MUSIC)

 大ヒットマンガ『鬼滅の刃』(作:吾峠呼世晴/集英社)の劇場版『「鬼滅の刃」無限列車編』(製作:アニプレックス、集英社、ufotable)が全国公開中だ。話題作だけあって、中には1日40回以上も上映する映画館があるほど、かつてない規模で公開され、今年ナンバーワンヒットを狙っている。

 2016年から「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった同作だが、社会現象にまで至ったのは、やはりアニメ化に成功したことが要因だとアニメに詳しいライターは語る。

「ジャンプ連載当初から話題作ではあったけれど、老若男女幅広い層を掴んだのはやはりアニメの存在が大きい。19年からスタートしたアニメは、TOKYO MXなどのローカル局で放送されましたが、多くはNetflixやAmazonプライム・ビデオで見られていたと思います。本作はとにかく“神作画”であることが評価されている。キャラクターはもちろんのこと、背景がとても美しいんですね。アニメの中には、脚本や制作の遅れが原因で後半に差し掛かるほど作画が雑になっていくものも多いのです。しかし、鬼滅は最初から最後まで神作画を守り抜きましたね。なんでも、制作前に全話の脚本が揃っていたとか。それほど肝いりの作品ということでしょう」

 ヒットするべくしてヒットした作品とも言えそうだが、アニメを盛り上げたのには主題歌の存在も大きい。LiSAが歌うオープニングテーマソング『紅蓮華』は、アニメと共に大ヒット。アニソン界ではすでに有名だったLiSAだが、19年末の『NHK紅白歌合戦』にも同曲で初出場を果たし、広く認知される存在になった。

 また、現在公開中の劇場版主題歌「炎」もLiSAが歌っており、こちらも10月12日に配信がスタートすると、各音楽配信サイトのデーリーチャートで1位を獲得、55冠を達成した。

『鬼滅の刃』と切っても切れない存在となったLiSAだが、実は当初は別の歌手が主題歌を担当するはずだったという。レコード会社関係者の話。

「『鬼滅の刃』のアニメ化は集英社にとっても一大プロジェクトだった。なので、主題歌も大物アーティストにお願いしたいと考えていたそうです。同作の製作に入っているアニプレックスはソニー・ミュージックエンタテインメントの子会社ですが、ソニーは大ヒット歌手を多く抱えている。そこである大物アーティストにオファーしたそうなんですが、『鬼滅の刃』を読んだことがないということで断られてしまったんだとか(苦笑)。それでJ-POP歌手の起用は断念して、アニソン界で人気を誇っていたソニー所属のLiSAに白羽の矢が立った。しかし、結局これが功を奏して『紅蓮華』が誕生。新たなヒット歌手を出すことができたので、ソニーとしても結果オーライでしょうね」

 ソニーといえば乃木坂46から米津玄師、King Gnu、菅田将暉、Creepy Nutsなどヒットチャートを賑わす面々が顔を揃えているが、果たして誰が「『鬼滅の刃』主題歌」というビックチャンスを逃してしまったのだろうか……。真相はわからないが、今となっては『紅蓮華』以上の曲が浮かばないと思わせるほど、LiSAの起用は大成功だったに違いない。

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最終更新:2020/10/17 21:00
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