“浪速の女帝“上沼恵美子、『紅白』へ逆転出場か!? 新曲ヒットも「まさかの落選」でNHKと軋轢説

『時のしおり』(amazonより)

 年末の風物詩『NHK紅白歌合戦』。今年、同番組への出場の可能性が高いと言われつつ、結局落選したのが、“浪速の女帝“として関西の芸能界で恐れられているお笑いタレントの上沼恵美子だが、ここにきて、“企画特別枠“で出場するのではないかという情報が流れている。

 「上沼は今年、新曲の『時のしおり』がオリコン演歌歌謡部門週間1位になるなどヒットしたうえ、これまでのNHKへの貢献度も申し分ない。それでスポーツ紙がこぞって“『紅白』出場内定”と報じた。上沼自身もその気になっていたのに、いざ蓋を開けてみたら落選。上沼はブチ切れたそうですよ。そこで急遽、“企画特別枠“での出演を検討しているようです」(『紅白』出場が決定している演歌歌手のマネジャー)

 上沼といえば、今年7月、吉本興業所属のお笑い芸人・キングコングの梶原雄太へのパワハラ疑惑騒動が引き金となって、25年間続いていた関西テレビの『怪傑えみちゃんねる』を突如降板。情緒が不安定だと指摘する声もあり、引退説まで流れた。

 「背景には、20年以上、上沼を支えてきた女性マネジャーが5月に退社したことがあったようですが、この女性マネジャーが、“歌手として1度は紅白に出たい“という上沼の夢が叶うように『時のしおり』のリリースに奔走したんです。結果、発売された『時のしおり』は、コロナ禍で不安に陥ったファンの安らぎになって、ロングヒットとなっています」(音楽ライター)

 10月27日に放送されたNHK『わが心の大阪メロディー』で司会を務めた上沼は、歌手としても生歌を披露。その実力をアピールし、スポーツ紙もこぞって“紅白出場内定”と報じた。

「これまでも上沼は、漫才コンビ『海原千里・万里』時代に『大阪ラブソディー』(1976年)という大ヒットを飛ばしていますが、『紅白』には応援団として出演だけ。94、95年は紅組の司会として、昨年はゲスト審査員として出演していますが、歌手としては1度もない。“内定”と報じられ、大喜びしていたんです」(スポーツ紙記者)

 ところが、結果は落選。上沼が「NHKに2度と出るか!」とブチ切れたなどという物騒な噂も流れたが、そんな情報が耳に入ったNHKは、急遽、企画特別枠での出演の検討に入ったという。

「特別枠では、朝ドラ『エール』関連企画が行われ、同作の主題歌を歌ったGReeeeNの出演がすでに決まっているんですが、追加枠として、11月に亡くなった作曲家・筒美京平さんの追悼企画が候補に上がっていたんです。筒美氏の楽曲といえば、ジュディ・オングの『魅せられて』や近藤真彦の『ギンギラギンとさりげなく』などが有名ですが、近藤が不倫スキャンダルを受けて無期限芸能活動自粛処分になったことで、企画自体が立ち消えになる可能性があるようです。そこで、上沼さんが出場する余地が出てきました」(前出の音楽ライター)
 
 企画特別枠は、毎年、話題を集めるコーナーでもある。そこでの出場が決まれば、上沼も言うことなしだろう。NHKが“浪速の女帝“の怒りを鎮められるか、注目したい。

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2020/12/14 19:00
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