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『チコちゃんに叱られる!』岡村隆史の“汗だく”収録にスタイリスト「何かある」

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『チコちゃんに叱られる!』(NHK)

松嶋尚美を「オセロ」と呼ぶチコちゃん

 12月11日放送『チコちゃんに叱られる!』(NHK)のゲストは、共に初登場の松嶋尚美とDAIGO。ゲストをグループ名で呼ぶことが多いチコちゃんは、松嶋のことを「オセロ」、DAIGOのことを「BREAKERZ」と紹介した。すると、「懐かしいね、オセロ」と返答する松嶋。確かにオセロが解散したのは2013年で、かなり前の出来事だ。しかし、我々の中でオセロはまだ記憶に新しく懐かしいという印象ではない。何しろ、解散に至るまでの経緯は強烈だったからな……。一方のDAIGOは、段々と顔が祖父の竹下登元首相に似てきた気がする。育ちの良い彼はNHKにうってつけの存在。初登場なのは意外だった。

始業式の日に上履きを忘れて素足だった森田美由紀アナ

 この日最初のテーマは「上履きを学校で履くのはなぜ?」というもの。単純に「校舎が汚れるのを防ぐため」「靴下が汚れるから」といった理由じゃないのかしら? と思いきや、違うらしい。チコちゃんが発表した正解は「出入り口を一つにするため」だった。ちなみに、一般人に同じ質問をしたVTRで、ナレーションの森田美由紀アナウンサーは「私も始業式の日に(上履きを)忘れて裸足でした」とカミングアウトしている。森田アナ、意外とそそっかしいんだな……。

 そもそも、日本では家にあがるときに玄関で靴を脱ぐ。江戸時代に庶民が通った寺子屋でも、生徒たちは履き物を脱いで学んでいた。寺子屋とは学校の前身と言われる教育施設のこと。その多くはお寺や先生の自宅を使っていたため、 生徒たちは履き物を脱いで教室に上がっていたのだ。しかしこのとき、まだ上履きはなかった。

 学校で上履きを履くようになったきっかけは、明治時代の初めに政府が行った近代化政策にあると思われる。明治5年、政府は欧米諸国のような近代的な国家を目指す一環として子どもたちの教育を義務付けた。寺子屋は学びたい人だけが通う場だったが、多くの子どもたちが教育を受けることになったのだ。こうなると、寺子屋として使っていた建物だけでは足らない。そこで初めて建てられたのが学校だ。そして、そのとき建てられたのは洋風建築の学校だった。

 洋風建築は履き物を脱いで上がる場所としての玄関が基本的にはない。一方の和風建築は一般的に玄関で履物を脱いで上がるのが前提だ。しかし、明治8年に建てられた山梨県甲斐市の睦沢学校の平面図を見ると、洋風建築なのに履物を脱ぐためのスペース「土足室」が設けられているのだ。はっきりとした理由はわかっていないが、日本古来の履き物を脱いで上がるという習慣を簡単に変えることはできなかったと考えられる。その結果、洋風建築なのに履物を脱ぐための昇降口がある日本独特の建物になった。しかし、洋風建築の校舎は床が板敷きだ。冬場はかなり冷たくなってしまうことなどから、履物なしで過ごすには適していなかった。そこで、履物を脱いでから校舎の中で過ごすための上履きに履き替えることにした。これこそが、上履きが生まれたきっかけと考えられる。

 さらに、上履きを履く理由は他にもある。上履きに履き替えることで生徒たちは登下校時、必ず昇降口を通ることになる。これによって校舎の出入り口を1つにすることができるのだ。もし土足のまま校舎に入ることができたなら、昇降口以外の扉からも教室へ行けてしまう。しかし、上履きに履き替えることにすれば下駄箱がある昇降口を必ず通ることに。確かに、アメリカの映画を見ると学校に出入り口がたくさんあるものな。

 出入口が1つになると学校側は子どもたち一人一人をしっかりと見守ることができ、安全を確保できるのだ。考えてみれば今、私たちは会社やお店などに土足のまま入っている。学校だって上履きを履かなくなってもおかしくないはずだ。それでも登下校時に生徒の様子をしっかり見守ることができ、子どもたちの様子を把握しやすいという利点がわかっていたので、今でも学校では上履きを履くことになっている。あと、下駄箱に靴があるか上履きがあるかで子どもが校舎にいるかどうか判別ができるという利点もあるはずだ。

 ちなみに、地域によって上履きを履かない学校もある。例えば、兵庫県神戸市はかつて外国人居留地があったことから土足文化に馴染みがあり、さらに坂が多く平地が少ないため昇降口スペースを確保するのが難しいなどの理由から、上履きを履かない学校が多い。沖縄県の那覇市や浦添市は、20年ほど前から道路の舗装が進んで靴が汚れにくくなったこと、さらに学用品購入にかかる家計負担を減らす目的もあり、上履きを履かなくなった学校もあるそうだ。これって、『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)のネタに使えそうだな……。あと、上履きがないと好きな人にラブレターを置く場所がないので、それはそれで不便かもしれない。

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