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岡村はなぜ炎上した? ファンが求めるのは“岡村隆史というリアリティーショー”

岡村隆史はなぜ、 2020年に炎上したのか? ファンが求める本当の姿の画像1
写真/GettyImagesより

 世界一の人気恋愛リアリティ番組が2002年に日本に上陸した。その番組名は『バチェラー ジャパン』(Netflix)。

 真の愛を見つけ出すチャンスを得た男性“バチェラー”が、25人の女性とさまざまなデートを繰り返しながら、運命の相手となる最後の1人を選び出すという人気婚活サバイバル番組で、シーズン3まで放送されている。

 シーズン毎にニュースになり、恋愛リアリティ番組が好きな女性層はもちろん、芸能界にも数多くのファンを持つ。

 そんなお化け番組の男女逆転版がこの秋に放送された。

 その番組名は『バチェロレッテ ジャパン』(Netflix)。

 男性の数は17人と「バチェラー」よりは少ないが、いずれも個性あふれる面々が一人の女性に選ばれようと奮闘し、こちらも話題騒然となった。

 意外な結末に対して、バチェロレッテを責める男性陣の行き過ぎにも感じる言動や行動、人気があるが故に、炎上騒ぎも多く発生した。

 さらに番組を観ていない層からもSNSなどで批判の的になったのが、番組MCを務めたナインティナイン岡村隆史さんの発言である。

 大きく炎上した岡村さんの発言は下記の3つだ。

 ひとつ目は外国人出演者に対し「バチェロレッテ“ジャパン”と言っているのに、ジャパンじゃない人が紛れ込んでいる」と人種差別と捉えられる発言。

 ふたつ目は番組に対して「こういう風にして、女性をものにするっていうのを勉強したい」という、女性蔑視と捉えられても仕方のない発言。

 そして最後は、男性出演者に対して「美容に気を使う男性は中身が薄っぺらい」という発言だ。

 純粋に恋愛リアリティショーを楽しんでいる視聴者にとっては、不愉快に感じる言葉かもしれないが、どれも番組を盛り上げようとして発した言葉であるのは間違いない。

 ではなぜ、炎上してしまったのか。

 まずひとつは、岡村さんは番組が放送される少し前に、自身がやっているラジオ番組での「コロナ終息後、普段よりもレベルの高い女性がお金を稼ぐために風俗嬢になる」という発言をし、世間から強いバッシングを受けた。

 これに対して相方・矢部(浩之)さんが生放送で公開説教をし、岡村さんの決して真面目とは言えない普段の行いや態度を暴露した。鎮火させる為なのか、相方に改心してほしかったのか、理由はわからないが、“岡村隆史”という人間の裏の顔が、一番身近な存在によって世間に公表される結末となった。

 これが原因で岡村さんは”ミソジニー”というレッテルを貼られ、女性蔑視や嫌悪と言った発言がピックアップされやすくなってしまったのだ。

 この炎上が無ければ、『バチェロレッテ』での発言もここまで取り上げられることはなかったかもしれない。

 いや、収録の順番が逆であれば(ラジオの放送が2020年4月収録、バチェロレッテは2019年~2020年3月収録)そもそも差別的な発言をしないよう、細心の注意を払って番組に望んだことだろう。

 炎上してしまった理由のもうひとつは”笑いの変化”である。今と昔では笑いの取り方や、人を笑わせる方程式が明らかに違うのだ。

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