二郎系だけにあらず！　ニンニク＆アブラまみれの「黄×黒」カラーリングカップ麺3選

　黄と黒といえば、スズメバチ、工事現場、交通警告など、キケンなカラーリングとして知られているもの。ピカチュウも怒らせれば100万ボルトを放ってきますし、猛虎打線もバックスクリーン3連発は超キケンです。

　カップ麺で黄と黒といえば、最近ではラーメン界の絶対王者「二郎」系の目印。大量のアブラやニンニクは確かにキケンですが、実は二郎系以外にも、黄と黒を用いたカップ麺は多く存在しています。

　今回は、二郎系だけではない、黄と黒のキケンなカップ麺を3つご紹介します。

ついにカップヌードルからも二郎系登場？「カップヌードル スタミナ醤油 ビッグ」

　まずは日清食品の「カップヌードル スタミナ醤油 ビッグ」193円（税別）。黄と黒のパッケージの「スタミナ醤油」です。どう見ても二郎系。ついにラーメン界の巨魁「二郎」とカップ麺界のガリバー「カップヌードル」のフュージョンが実現したことは、歴史の教科書に載るレベルで重要事項でしょう。

　二郎系と言えば、「アブラ」、「ニンニク」、「ヤサイ」、「ワシワシ麺」などが特徴ですが、今回の商品ではやたらとニンニクのみが強調されています。

　スープはニンニクをガツンと効かせた豚骨醤油味で、いつものカップヌードルより少し幅広で太い縮れ麺が合わせられています。ニンニクが強く、立ち上る湯気からですらガツンとニンニクです。ニンニクの粒が入っているわけではありませんが、スープに溶け込んだニンニクのキレは、過去のカップヌードルシリーズの他の商品と比べても最も強いのは間違いないでしょう。

　反面、二郎系スープの力強い豚骨醤油味はほどほどに抑えられています。二郎系の味を忠実に再現したというよりは、二郎系の味をカップヌードル流にアレンジすることで、二郎“風”カップヌードルのスープに仕上げている印象でした。

　二郎系スープのもう一方の特徴である背脂については、カップヌードルの代名詞存在である「謎肉」の旨みで代用しています。謎肉は量も多く、カップヌードルらしさを体現していました。

　もやしは入っていませんが、キャベツがたくさん入っており、二郎系の特徴を再現しています。ニンニクやキャベツに二郎要素が見受けられますが、基本的には二郎要素をうまく取り込みつつもカップヌードルらしい味の商品と言えるでしょう。二郎インスパイアではなく、あくまで二郎風です。