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メジャーCEO「英語が酷い」で大炎上! 気になる日本人メジャーリーガーたちの語学力

文=石井洋男(スポーツライター)

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岩隈久志(Getty Images)

 シアトル・マリナーズのケビン・マザーCEOの発言が騒動になっている。マザーCEOは、マリナーズでプレーした岩隈久志や中南米出身の選手について、「酷い英語だった」と発言。岩隈について「彼の通訳への給料支払いにはうんざりしていた」と語っていたことが分かり、これが大炎上して辞任に追い込まれた。

「今回の発言はアメリカ人の本音ですね。英語が事実上の世界共通語となっているため、心の中で“英語を話せない人間=無能”と思っているアメリカ人は多い。2018年には、ミス・ユニバースのアメリカ代表が、英語がわからないカンボジア代表を嘲笑して謝罪に追い込まれました。田中将大もヤンキース時代、調子が上がらなかった時に、解説者に『英語を覚えろ』と言われ、大炎上しています」(週刊誌記者)

 マザーCEOは謝罪したが、こういった発言が、日本人の英語コンプレックスをより一層強めるのは間違いない。それでもメジャーに挑戦する日本人選手は後を絶たないが、彼らも岩隈のように“酷い英語”なのか?

「流暢だったのは長谷川滋利。もともと学校の成績が良く、メジャー志向だった彼は英語がペラペラで、英会話の本も出しています。それからマック鈴木もペラペラ。彼の場合、10代でアメリカのマイナーチームに渡り、日本人など一切いない環境で覚えた“生きた英語”ですね。また、マリナーズには菊池雄星がいますが、彼はかなり勉強して渡米したので、過去の日本人メジャーリーガーの中でも英語力は上位です。発音が良いのはダルビッシュ有。彼は英語でインタビューに応じることもあります。

 そのほか、イチロー、野茂英雄、松井秀喜らは寡黙なイメージが強く、英語を話す印象はありませんが、滞在年数が長いため、日常会話レベルなら問題なし。彼らのように注目度が非常に高い選手になると、1つ1つの発言の重みが違い、下手に英語を使ってニュアンスが間違って伝わると大変なので、公式の場では完全に通訳任せです。昨年までDeNAの監督だったラミレスや近鉄にいたローズは日本語がペラペラでしたが、彼らも同じ理由で、堅い話になると日本語は使いませんでした」(メジャー事情に詳しいスポーツライター)

 語学力は成功の必須条件ではないが、できないよりはできたほうが良いのは間違いない。マリナーズCEOにけなされても、岩隈はメジャー6年間で63勝を上げたが、英語が苦手な選手は多い。

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