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若手芸人がブレイクできない「松竹芸能」 “脱竹”せずに売れかけているヒコロヒーは救いの神となるか

文=浜松貴憲(はままつ・たかのり)

若手芸人がブレイクできない「松竹芸能」 脱竹せずに売れかけているヒコロヒーは救いの神となるかの画像1
ヒコロヒー(松竹芸能公式サイトより)

 老舗のお笑い事務所でありながら、なかなかブレイク芸人を生み出せていないのが松竹芸能だ。よゐこ、ますだおかだ、安田大サーカスといったところは、コンスタントに仕事があるが、若手芸人に関しては長らくブレイクできていない。

 そんななか、久々の松竹発のブレイク芸人となりそうなのが、ピン芸人のヒコロヒーだ。1人コントをメインに、毒のあるトークも好評のヒコロヒーは、昨年くらいからメディア露出が激増。この春の改編では、日向坂46の齊藤京子と2人でメインを務める『キョコロヒー』(テレビ朝日、毎週水曜深夜2時36分)もスタートする。

「女性芸人にスポットが当たっている昨今、ヒコロヒーも当然ながら業界内外から注目されています。ネタだけでなく、ジェンダーに対する発信にもキレがあり、まさに今の時代に必要とされる芸人なのではないでしょうか」(中堅芸能事務所関係者)

 そんなヒコロヒーだが、これまでの芸人生活の中で抱えた借金も多く、まだまだ生活は安定していないという。自身のYouTubeチャンネルでは、“芸人仲間に借金をする”という動画をアップしており、そこでは自身の月収を告白することもあった。ヒコロヒー本人によると、2020年12月の月収は28万円、2021年1月は13万円、2月は32万円だったという。この金額を見て、ある構成作家は驚きながらこう話す。

「コロナ禍でお笑いライブが減っていることも影響してるのでしょうが、それでもれだけ活躍しているヒコロヒーでこの月収はちょっと少ないですよ。特に2021年1月の13万というのは信じられない。この10倍とはいかないにしても、50万円くらいはあっておかしくないですね。松竹が相当抜いているんじゃないかと疑ってしまいます」

 この月収の少なさが、松竹の若手がブレイクできない一因になっているとも言われている。

「たとえば吉本であれば劇場がたくさんあるので、そこでどうにか収入を確保できる。松竹にも角座という自社劇場がありますが、吉本ほど出番がないので収入も少なくなるんですよね。メディア仕事を掴むチャンスは吉本芸人よりも少ないし、若手芸人たちのモチベーションを保つのも相当難しいと思います」(前出・中堅芸能事務所関係者)

 そういった事情もあるのか、松竹を退社したほうが芸人としてブレイクしやすいのではないかと囁かれている。

「松竹を辞めることを“脱竹”と言うんですが、さらば青春の光などは、まさに脱竹して成功した例ですね。あとは、『THE W 2021』の決勝にも進んだAマッソも脱竹組。もちろん、脱竹したからといってブレイクできるというわけではないものの、松竹でくすぶるよりは脱竹したほうがマシとも言われていま」(同)

 脱竹することなく、松竹に残ったままブレイクを果たそうとしているヒコロヒー。彼女の存在が松竹の悪しき流れを変えることになるかもしれない。

浜松貴憲(はままつ・たかのり)

浜松貴憲(はままつ・たかのり)

1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。

最終更新:2021/03/18 13:00

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