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夏目三久『あさチャン!』打ち切りで小躍りする、TBS局アナたちの“覇権争い”

文=黒崎さとし(くろさき・さとし)

夏目三久『あさチャン!』打ち切りで小躍りする、TBS局アナたちの覇権争いの画像1
TBS『あさチャン!』公式サイトより

  有吉弘行と結婚発表したフリーアナウンサーの夏目三久がレギュラー出演する情報番組『あさチャン!』(TBS系)が今年9月末で終了することが判明した。

 番組は2014年3月にスタート。夏目アナが早朝から仕切る形で始まったが、視聴率は常に苦戦し続けていた。裏番組の『めざましテレビ』(フジテレビ系)、『ZIP!』(日本テレビ系)など競合番組も多かった。後発番組は今のところ未定という。

 同局関係者は、「秋以降も時間帯的には報道、情報番組を制作することになる。夏目アナは視聴率が低迷しても途中で投げ出さずよくやってくれたと思っている。スタッフへの気遣いもちゃんとできるので評判はよかった。むしろ局サイドのパワーがどんどん落ちていることをお見せするのが恥ずかしいくらいだった」と話す。

 夏目アナはほかにも『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)にレギュラー出演。新型コロナウイルス感染拡大による報道番組需要の高さもあり、好視聴率に支えられているが同番組を今後、どうするかは今のところ明らかになっていない。

 ただ、ひとつ言えるのはフリーアナウンサーで固められたTBS朝帯の番組の一角が崩れたということだろう。

「朝は夏目アナ、昼はホンジャマカの恵さん、夕方はホラン千秋さんと外部のタレント、キャスターを使い高額なギャラが発生しています。ところがコロナ禍が直撃して今後、どんどんリストラしていかないと費用対効果が合いません。それは同時に、これまで出番が無かった局アナが帯番組を仕切れるチャンスが巡ってくることも意味しています」(同)

 近年、田中みな実に代表されるようにTBSテレビ所属の局アナがどんどん辞めてフリーに転身していることはあまりにも有名な話。要員のひとつに挙げられるのが「メイン番組を持てない」ことだった。

「TBS内では『なぜ、局アナがメインで番組を仕切れないのか』という疑問、不満がずっと溜まっています。今回は予期せぬ形で風穴が空くことで喜んでいる者も多く、これから覇権争いが激化するでしょう。元々、アナウンス部内はあまり空気がよくないのは周囲にも知れ渡っている。世の中に分かる形で露呈しなければいいのですが……」(同)

 そういえば、3月末からスタートした『ラヴィット!』 も、メインはお笑い芸人・麒麟の川島明で視聴率も大苦戦。「立ち上がったばかりで言うのも失礼ですが、テコ入れしないと先は短い」と局内では早くも噂されている。

 他のテレビ局のように、メインで仕切れるアナウンサーが出現する日はやってくるのか?

黒崎さとし(くろさき・さとし)

黒崎さとし(くろさき・さとし)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。

最終更新:2021/04/13 06:00

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