日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > カンニング竹山の“フジテレビしぐさ”に感じるモヤモヤ

カンニング竹山の“フジテレビしぐさ”に感じるモヤモヤ

「コンプライアンス守りすぎ!」カンニング竹山のフジテレビしぐさに感じるモヤモヤの量の画像1
カンニング竹山ツイッター(@takeyama0330)より

 テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(5月9日~15日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

椎名林檎「フワ氏のおかげで」

 先週見たテレビの中から小ネタを4つ。

 14日の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に東京事変が出演。これまで椎名林檎をはじめとしたメンバーがライブなどで着てきた印象的な衣装に焦点をあてるコーナーがあった。そこにフワちゃんがVTRで登場し、東京事変の大ファンだという彼女が衣装ベスト3を発表していた。

 フワちゃんは相変わらず”語れる”。衣装を語るその言葉は分析的で客観的。なのだけれど、椎名林檎に心酔するファンというスタンスで時折その客観的な語り口も崩してくる。もちろん節々で失礼な口調を交えてキャラクターは維持する。笑いどころも作る。そのバランスが絶妙。

 彼女は東京事変の楽曲披露後にスタジオに登場。エンディングでは椎名の横に並び、ファンの1人として興奮する様子を見せていた。対する椎名林檎も、フワちゃんの言動に終始笑顔。並木万里菜アナに最後に「楽しかったですか?」と聞かれた椎名はこう答えた。

「フワ氏のおかげで」

 彼女が人の名前に「氏」をつけて呼ぶのは知っていたけれど、さすが。徹底している。その世界観構築の徹底さにおいてフワちゃんと通じるのかもしれない。ベタだけれど、なかやまきんに君のことは「なかやまきんに氏」と呼ぶのだろうか。あるいは「なかやま氏」か。いずれにしても、きんに君の筋肉を中心に据えた世界観を台無しにしてしまうことになるが。林檎と筋肉。調和し得ない世界観同士の対立である。

1234
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【1月期の冬ドラマ、最終回へ】視聴率・裏事情・忖度なしレビュー

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

『光る君へ』花山天皇の出家

──歴史エッセイスト・堀江宏樹が国民的番組・...…
写真
イチオシ記事

『R-1グランプリ』全ネタレビュー【前編】

 9日に行われたピン芸人日本一決定戦『R-1グランプリ2024』(フジテレビ系)は、漫談一筋20年の街裏ぴんくが優勝。賞金500万円を手にした。 ...…
写真