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フラット芸能

熊田曜子、夫とのDV裁判で有利に傾く? 自身の不倫はどう問題化する?

熊田曜子、夫とのDV裁判で有利に傾く? 自身の不倫はどう問題化する?の画像1
熊田曜子 ピラミッド 公式サイトより

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――熊田曜子の夫・A氏が10月7日、熊田と不倫疑惑が報じられた相手男性の双方に慰謝料を求める裁判を起こしたと「週刊文春」10月21日号(文藝春秋)が報じました。でも、テレビではA氏のDV問題ばかりが報じられている印象です。熊田はDVが原因で心的外傷後ストレス障害(PTSD)を一時発症していたなどと報じられ、あくまで被害者の立場となっています。

城下 確かに「なぜA氏の暴行の話ばかりなの?」という声があるようですが、ちょっと待ってください。それ、10月15日に初公判についてですよね。この裁判は暴行事件に関しての裁判です。熊田さんの不倫疑惑報道やそれに関する裁判はそもそも別問題。

――ああ、そうだったんですね。

城下 この裁判で争われているのは、5月18日深夜、自宅で熊田がA氏から顔面を平手で殴られたり、臀部を蹴られたりしたという事件。熊田は靴も穿かずに家を飛び出して110番通報し、A氏はDV容疑で逮捕されました。実は、5年前にも夫婦ゲンカをして酔ったA氏に暴力をふるわれ、熊田は警察に相談しています。その時は、A氏が注意を受けて「もうしません」と謝って終わりました。

 しかし、今回は熊田は被害届を出し、取り下げなかった。2度目ということもありますし、証拠となる録音データもあるということで取り下げなかったのでしょう。夫は逃げも隠れもしないということで釈放になりましたが起訴され、裁判となりました。初公判でA氏は「暴力は一切ございません」と否認しています。

――A氏はどうなるんですか。そして離婚問題はどうなるのでしょう。

城下 当然、A氏には弁護士も付いていますし、熊田のケガも大したことはないでしょうから罰金刑で済むと思います。ただ、罰金刑であったとしても判決が確定すれば「暴力行為があった」ということは認定されてしまいます。そうすると離婚調停は、熊田が圧倒的有利になります。

――そうなりますよね。となると、熊田の不倫話はうやむやに? 

城下 A氏は、熊田が所有していたアダルトグッズから相手男性のDNAが検出された、不倫の物証だと主張しています。しかし、そもそもそれはどうやって検査したのか謎のまま。DNA鑑定をするには、男性の毛根がしっかり付いた髪の毛か、口の中を強めにこすって取った組織がないとできないんですよ。それって本人が認めた上でないと採取できないですよね。いつそんなことをしたのかという疑問点があります。離婚調停でも、慰謝料を求める裁判でもそれが証拠として認められるのかどうかわかりません。

――じゃ、A氏は圧倒的に不利となる?

城下 そうとばかりは言えません。熊田さんも男性も不倫を否定していますが、A氏が慰謝料を求める裁判を起こしたことで、熊田さんのイメージダウンにつながっています。しかも男性はキー局プロデューサーとして名前まで特定され、その妻は元フジテレビアナウンサーの平井理央さんということが「週刊女性PRIME」(10月25日)で報じられました。事実がどうであれ、熊田さんはもちろん男性も平井さんまでも困っているでしょう。

 ドロ沼の争いが長引けば長引くほど、傷は深くなっていきます。おそらくA氏の代理人は「話し合いで決着しましょう」という形に持っていこうとするはず。早期に離婚成立させるために、離婚の条件、内容を問わないとする可能性もあります。そうすればA氏にとって都合がいい。

――いや~、たいへんなことになっていますね。こう言っちゃなんですが、おもしろくなってきました!

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2021/10/30 21:00
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