日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『関ジャム』玉置浩二の“別格”エピソード

『関ジャム』玉置浩二は別格。蔦谷好位置が証言する天才エピソードと“ハグトーク”2連発

自分を見失ったときは、BONNIE PINKを聴き直す

 水野が語った“ミュージシャンあるある”は興味深かった。

「ずっと曲を作っていると、何に感動していいかわからない時期が来ちゃったりもする。何作ってもいいと思えない瞬間が来たりするんですよ」(水野)

 そういうときはどうするか? 彼は中学時代に巡り会い、以来“人生で最もリピートした曲”となった1曲を聴き直して、初期衝動を思い出すという。それは、BONNIE PINKの「Heaven’s Kitchen」である。ピンク色の髪の毛に、今で例えるとヒコロヒーにちょっと似たボニーが登場する本人出演MVは、水野にとって衝撃だった。

「そのとき(中学時代)の感情を基準にずっと曲を作ってるんです。この基準値に作ってるときの興奮とか感動具合が達するように。曲作りに迷ったときや悩んだときは、『Heaven’s Kitchen』を聴くようにしています」(水野)

 水野の原点回帰法を聞き、他の3人は大いに頷いた。

「それはよくありますよね。作りすぎて『何がいいんだろう?』みたいな。で、過去に戻ったりするんですけど、過去の自分の曲も『これ、何が良かったんだろう?』『なんでいいと思ってたんだろうな?』みたいな。全然、基準がわからなくなるんで。確かに、好きだった曲に戻ると『あっ、そうだ。俺、これが好きなんだ』みたいになるのは、結構ありますね」(川谷)

 このようなとき、長屋が立ち戻る曲はPeople In The Boxの「月曜日/無菌室」だそうだ。

長屋 「中学校のときにすごく聴き込んでいて、行き詰まったときに思い出したくなるんです。そのときの衝動だったり、『なんで私、音楽好きなんだろう?』とか。そういうふうに戻りたくなるとき、聴きに帰ることが多いです」
川谷 「長屋さんが言ったPeople In The Boxは僕もめっちゃ好きで、そのアルバムも死ぬほど聴きました」

今、この時代にピープルが紹介されるとはうれしい驚きだ。2014年にはアニメ『東京喰種トーキョーグール』(TOKYO MX)のエンディングテーマを担当し、ボーカルの波多野裕文がyuiと写真を撮られるなど、音楽性のみならずさまざまな角度から注目を浴びていた彼ら。確かに、川谷はピープルのようなバンドがいかにも好きそうだ。

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