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ソシャゲ課金調査で「後悔はしていない」が60%以上 アイテム・ガチャの誘惑

「最初はまったく課金するつもりはなかったがしてしまった」という回答が約半数を占めるソーシャルゲームに対する調査結果が発表された。『ウマ娘』を筆頭に、2021年も元気のあったソシャゲ業界に課金する人たちの意識はどういったものなのだろうか?

 auc-oneが12月に発表したソシャゲ課金に対しての意識調査の結果(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000067479.html)によると、在宅ワークが定着した現代の生活様式が影響していると分析している(調査対象:20代以上のクラウドワーカー300人)。

 今回の調査におけるソシャゲ課金への年齢比率は、30代がほぼ半数を占める44%、続いて20代と40代がそれぞれ約25%となっている。可処分所得が増えてくる30代が最も多いのはある種納得の結果と言える。

 これを年収別で見てみると、300万円以下が過半数を占めている。「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」(ランサーズ)では、クラウドワーカーの平均報酬が137.9万円となっていることからもわかるとおり、リアルな実態に近いと見ていいだろう。毎月の課金額も1,000円以下の回答が半数以上となっており、ソシャゲで問題となりやすい重課金者ではなさそうだ。

 その一方で年収300万円以下の人の課金額は、5000円未満と回答した人が過半数をしめており、中には1万円以上の課金を毎月しているとの回答も複数名いる。新型コロナウイルスの影響で外出や飲み会などの機会が減り、こうした支出をソシャゲ課金に使っていると読み取れる。

 こうしたユーザーは、実際どれぐらいのソシャゲに課金をしているのだろうか? これは意外に思えるが、「1つ」と回答した人(205件)がダントツで、続く「2つ」が74件となっている。現代のソーシャルゲームは、シーズン制の導入やイベント周回、ランキング制度の導入などが標準的になっており、掛け持ちしにくいゲームスタイルであることが大きいのかもしれない。

 気になるソシャゲを始めたきっかけについては、

・そのゲーム(作品)が好きだった:201件
・在宅時間が増えた:44件
・ストレス解消:60件
・友人に勧められた:47件

が主な結果に。

 ソシャゲではおなじみの「好きなアニメ作品とのコラボがあった」からという回答の他に、「ポイントサイトでのポイ活をきっかけにハマってしまった」という現代らしい意見もあった。レッドオーシャンとも評されるソシャゲの世界で、こうしたポイントサイト経由でのユーザー獲得はもはや無視できない展開になっていることがわかる。

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