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スマブラ、ダイパを抑えたのはオベロン―21年Twitterで話題になったゲーム関連ワード

総合ランキング8位にFGOのオベロンが食い込んだワケ

 上位20のワードに目を向けてみると、ゲームに関連したものが4つランクインしている。

 8位に食い込んだのは「オベロン」。これはスマホゲーム『Fate/Grand Order』(FGO)に登場するサーヴァント(キャラクター)の名称だ。FGOは今年6周年を迎えたスマホゲームで、現在でもセールスランキング上位の常連タイトルで人気の高いタイトル。とはいえ、ほかのワードを見てもわかるとおりキャラ名単体がランクインすることはかなりまれだ。

スマブラ、ダイパを抑えたのはオベロン―21年Twitterで話題になったゲーム関連ワードの画像2

 今年8月に実装されたオベロンだが、ゲーム内におけるキャラクターそのものの性能に加え、オベロンのキャラクターデザインを漫画家の羽海野チカが担当したことも大きい。『ハチミツとクローバー』(集英社)や『3月のライオン』(白泉社)といった代表作を持つ羽海野チカだが、自身初のゲームキャラクターデザインでもあり注目が集まった形だ。

 9位に入ったのは「スマブラ」。今年は『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』最後のDLCファイターとして、キングダムハーツシリーズの「ソラ」が参戦を果たし、大きな話題となった。ソラ参戦の発表前から、ファンたちによる予想合戦も盛り上がったのもランクインの要因だろう。

 11位には「ダイパリメイク」がランクイン。これは11月にSwitch用ゲームとして発売された、ポケモン『 ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』のリメイクタイトルの略称。ファン待望の1作として注目を集め続けてきたが、増殖バグなどの不具合も散見され、更新データが配布されるとその抜け道を探すといった現象も続いている。

 また、2022年1月には、ポケモンシリーズ最新作『Pokemon LEGENDS アルセウス』の発売も予定されており、ポケモン系のワードがトレンド入りする日も近いだろう。

 リアル競馬のファンも増えたと言われている「ウマ娘」は16位に。『ウマ娘 プリティーダービー』を運営するサイゲームスの親会社・サイバーエージェントの社長である藤田晋は、先日のG1レース・有馬記念でエフフォーリアの単勝馬券50万円、ディープボンドとの馬連とワイド馬券各10万円を見事的中させ、300万円超えの配当を手にしたことでも話題となった。今やサイバーエージェントの屋台骨といわれるまで成長したウマ娘だが、2022年はどういう展開を考えているのだろうか。

辻 英之(編集者)

起きてる間が営業時間のプロ編集者。ゲームメディアの編集長、IT企業での経験を活かし、デジタルエンターテイメント分野記事を中心に寄稿中。ビジネスジャーナルでは『オレの周りはゲームばかり』を連載中。

つじひでゆき

最終更新:2021/12/30 06:00
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