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元芸人によるダウンタウン考察

“ダウンタウン病”の元芸人が語る久しぶりの漫才を見てダウンタウンのお笑いがすごいワケ

文=檜山 豊(ひやま・ゆたか)

元ダウンタウン病患者の告白―ダウンタウンのお笑い、研究結果発表の画像1
ダウンタウン(写真/Getty Imagesより)

 皆さんはお笑い芸人が所属する事務所がどのくらいあるかご存知だろうか?

 近頃は昔のように大手芸能事務所だけではなく、芸人がひと組しかいないような小さな事務所も多かった。地方にあるタレント事務所も合わせると数えきれないほど存在している。だがしかし、どんなにお笑い事務所が増えようと、一般の人が一番に挙げる事務所は他でもない、間違いなく「吉本興業」だ。

 その理由はやはり、今テレビで活躍する大半の芸人は吉本興業所属であり、お笑い発祥の地と言っても過言ではない大阪という地域に根付いた歴史のある事務所だからだろう。

 そんな吉本興業が「吉本興業創業110周年特別講演~伝説の一日」と題して4月2日、3日の2日間、なんばグランド花月で人気芸人による漫才やコント、そして吉本の真骨頂『新喜劇』など全11公演を行ったのだ。先述した通り、吉本興業所属のテレビで活躍するベテランから若手まで多くの芸人が参加し、公演は大いに盛り上がった。

 その中でも特に話題となったのが、千秋楽3回目の公演の大トリ「ダウンタウンの漫才」である。

 お笑いファンはもちろん、現役の芸人たちも久しぶりのダウンタウンさんの漫才ということもあり大いに注目した。30分の漫才となっており、センターマイクを挟んでフリートークのような形で進行し、ときおり懐かしい漫才を挟んでいくというスタイルだったらしい。さすがにお忙しいお二人なので完全な新作が見られなかったのは仕方がないが、ダウンタウンさんがセンターマイクを挟む姿だけでも我々「ダウンタウン直撃世代」は興奮ものである。

 今回はそんなダウンタウンさんを元芸人として分析……いや、分析なんておこがましい。元芸人としてどれくらい研究していたかを発表していく。

 ダウンタウンさんの衝撃を直接受けた世代は、年齢でいうと僕より少し年上の現在50歳くらいの人から40歳くらいまでではないだろうか。

 忘れもしない、僕が初めてダウンタウンさんの面白さに直面したのはフジテレビで放送されていた『夢で逢えたら』という番組だ。レギュラーメンバーはダウンタウン、ウッチャンナンチャン、野沢直子、清水ミチコの4組で、各回のテーマに沿ったショートコントがあり、音楽コーナーそして最後に連続ドラマ仕立てのコントという流れで構成されている。

 僕が見始めたときはまだ深夜帯で放送されていて、当時小学生だった僕は将来、お笑い芸人になる為に深夜のバラエティ番組を録画していた。なぜリアルタイムで見なかったかというと寝る時間が決まっていたからだ。そしてたまたま『夢で逢えたら』を録画し、その世界観にはまってしまったというところだ。それからは片っ端から録画することをやめ、ダウンタウンとウッチャンナンチャンに絞り、新聞のテレビ欄で2組の名前を探し録画しまくっていた。

 中学生になると就寝時間が解除され、リアルタイムで見ながら録画するというお笑いヲタクぶりを発揮した。

『夢で逢えたら』の次にハマった番組は、現在も続いている『ガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ)だ。僕が見始めたときは今のように企画だけをやるという番組ではなく、お客さんの前でネタをやったりフリートークをするという形だった。

 当時フリートークという概念をしらなかったが、ただトークするだけでこんなに面白いのかとショックを受けた。と同時に、僕が関西弁の研究をし始めたのもこの頃だった気がする。ツッコミをやりたかったので、ダウタウンさんの番組を見ながら松本さんがボケたらつっこみを入れ、浜田さんと何が違うかを分析した。今思えば無駄な行為だったが、たまたま浜田さんと同じようなつっこみをしたときは自分が成長した気がして喜んだ。何とも可愛らしい中学生である。

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