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『マツコ会議』叶姉妹とマツコ・デラックスの“ディレクター叩き”が無理ゲーすぎた

叶姉妹が“悪者”に映る仕上がりは、ディレクターの思慮不足か?

『叶姉妹のファビュラスワールド』の人生相談で、特に印象的な“恭子語録”が尾籠Dにはあるという。

尾籠 「女性の人生をパールのネックレスに例えた回答がございまして。あまり心が惹かれない男性に時間を使っている女性からの、『どうすればいいですか?』というお悩みだったんですけど。恭子さんが、『女性の人生をパールのネックレスに例えると、無駄な時間っていうのはパールの粒を1粒1粒捨てていってるもの。最後に残るのは紐だけです』とおっしゃってて。『いくつ、人生の最後にパールの粒を残せるかが、女性の人生では大事ですよ』とおっしゃっていました」
恭子 「いや、そんなことは言ってないですよ」
マツコ 「そんなことは言ってない! 解釈、間違えてます」

 実際に恭子がどんな回答をしたのか、番組内でその音声が紹介された。

「女性の人生をパールのネックレスに例えてみて、1粒1粒を川に捨てていってるようなもの。で、だんだんと捨てすぎてることをご自身が気付かないときに、最後に残るものは、それをつないでいた紐だけなんですね。だから、ご自身の人生でパールの真珠の玉をいくつ無駄にしないかを、よくよく考えてみたらいかがでしょうか?」(恭子)

 正直、ニュアンスとして尾籠Dの解釈とあまり差異はない印象だ。叶姉妹が強調したかったのはニュアンスの部分ではなく、「アドバイスを押し付けていない」という点だったのだろう。

恭子 「私たちは絶対に決めつけや押し付けはしない」
美香 「いろんな方がいろんな感じで捉えてくださっているので」
恭子 「別に正解をしなくていいと思うんです。もっと、みなさん自由に」

 尾籠Dがパールの例えを自分流に解釈したこと自体は否定しない。でも、「私たちは結論付けた回答はしてませんよ」とだけは、2人は強調したかった。いや、でも、さっき、「尾籠Dに悩みはない」と決めつけていたのは叶姉妹のほうなんだけど……。

 今回の『マツコ会議』は、「身内を落とし、叶姉妹を全肯定する」の展開に終止する、かなりしんどい内容だった。マツコは叶姉妹の発言を「スゴい」「深い」と褒めちぎるだけで、掘り下げる気が一切なかったし。最終的に、「尾籠Dが可哀想」という印象しか残らない回だったのだ。

 しかし、よくよく考えると当の尾籠Dも制作者の1人である。彼女も番組の編集に関わっていたはず。なのに、ゲストが悪者に映る内容に仕上がった。企画趣旨とブレているし、解釈違いを咎める叶姉妹の指摘通りにいみじくもなってしまっている。そういう意味で、尾籠Dの思慮が浅かったのは事実だ。

 これは、かなりの問題回である。こんなに救いのない番組を見たのは久々だ。

最終更新:2022/07/25 11:00
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