日刊サイゾー トップ > エンタメ > 連載  > 『BE:1』アルバムとしての仕掛けに脱帽
#ショウムライター"おっさんの讃"特別編―BE:FIRSTが何なのか証明しよう『BE:1』発売記念特集

BE:FIRST『BE:1』ショウムライターが全曲を6000字で解説!満載の仕掛けに脱帽以上に脱毛

文=庄村聡泰(しょうむら・さとやす)

「Be Free」は“NiziU「Make you happy」の対”という妄想も

「Moment」

 ツボい。ただただツボい。ツボいと書くとつぼイノリオを思い出す(絶対に”金太の大冒険”と検索してはいけない)が、くぐもったシンセの調べからしておっさんの大好物な出だし。同様にBメロに登場するもやがかったピアノも大好物。軽快なテンポ感ながら終始漂う浮遊感はこのこもった様な音使いの上物が演出する所なのだが、実はビートにもアタック感の強い音色がサビのキック以外ほぼ使われていないと言う仕掛けが施されており、スネアの代わりにはクラップのサンプリングだと思しき物を配置するなど、トラックの音色の妙にもうっとりである。随所にファルセットを織り混ぜつつの歌唱とサビ後半で畳み掛けられる清涼感たっぷりな”瞬間”の3連発がたまらない。

「Be Free」

 前曲の清涼感をそのまま引き継ぐこちらはBESTYの皆々様方には馴染みが深いのだろうか。「THE FIRST」の課題曲を現体制でレコーディングし直したバージョンである。誤解を恐れずに言えば”ボーイズグループかくあるべし”な楽曲であり、更に誤解を恐れずに言えばこれってNiziUの「Make you happy」の対となる曲なのではないかと思いながらおっさんは聴いている。両曲の歌詞を友人や愛情を込めた物に向けたものではなく恋人に向けたものだと仮定した場合は、というお話ではあるのだが。

“Tell me baby どんな君も ひとつ残らずに教えてよ Better days どんな毎日も 一秒だって見逃したくないよ”

には

“もう ねぇねぇ 何見て 何聴いて 幸せ? 話してみて すべてね”

がハマり

“君とならハミ出したいな”

と思ってる彼氏とは裏腹に

“キミがくれる安心 寄り添って 休めるための場所”

と思ってる彼女の、互いに於ける解釈の違いとか何かステキじゃあないですか。

 サビなんか特に

“新しい朝陽が昇る様な笑顔 僕に見せてよ”

には

“その笑顔見てるとき ほんと幸せ”

がピタリとハマる気がしてしまい、結果おっさんは

“なんだよアオハルがサイツヨかよいいぞもっとやれ”

となる訳だ。

 おっさんの妄想劇場はこのくらいにして、次の曲へ行こうと思う。

「Softly」

 冒頭に記したデデディデディケイトとは当曲のサビからの引用であり”Dedicate”とは”捧げる”と言う意味を持つ英単語だ。これは多分テストに出る。覚えておこう。

「Scream」の記事の最後に”収録曲の「Softly」てのがおっさん好みのメロメロにメロウなチューンである事をとても期待しています”と書いたおっさんの読みは大当たった。嬉しい。JUNON、LEO、MANATO、RYUHEIによるユニット曲との位置付けだが、発音一言一句の優しさが印象的なLEOの歌唱はミスターソフトリーであったし思いっ切り溜めながらの低音部が印象的なRYUHEIの歌唱は節子それソフトリーやないセクシーやであったしデデディデディケイトを担当するJUNONにはマジで、こんなん聴かされたらおっさんは一体彼に何を捧げりゃあいいのだろうの思いであった。

「Betrayal Game」

 甘美なるチークタイムは突如としてぶっといベースラインとエッチなフェイクによって蹂躙されるがこれはこれでいいぞもっとやれでもある。大胆な場面の切り替えがアルバムを通して聴く醍醐味を感じさせてくれる。

 上記の記事にある通り”哎呀”はテストに出ないアルだし”Betrayal”て英単語も多分テストには出ないアルだし”出ないアル”を無理やり英訳すれば”Denial(ディナイアル)”が相応しいだろう発音が近い上にこちらの単語の意味は”否定”だ。これでまた1つ賢くなったネ。でもテストには出ないアルと言いつつもぶっちゃけそこは先生次第なのでアル。

12345
関連キーワード

BE:FIRST『BE:1』ショウムライターが全曲を6000字で解説!満載の仕掛けに脱帽以上に脱毛のページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る
トップページへ

アイドル・お笑い・ドラマ…ディープなエンタメニュースなら日刊サイゾー

  • facebook
  • twitter
  • feed
イチオシ企画

「クリティカル・クリティーク 」気鋭の文筆家によるカルチャー時評

フィメール・ラッパーをはじめ、さまざまなカルチャーにまつわる論考を執筆気鋭の文筆家・つやちゃんによるカルチャー時評
写真
特集

宇多田ヒカル「First Love」とアジアの“青春”

 私たちの“青春”は、何度でもリプレイされ続ける。  Netflixにて全世界独占配信中のオリジナルドラマシリーズ『First Love 初恋』...…
写真
人気連載

“青春の痛み”描く、藤井道人プロデュース作

 青臭くて、ひとりよがりで、あまちゃんで、心...…
写真
UPCOMING

クリエイティブな次世代モデル・MONICA

 アップカミングなあの人にインタビューする連載「あぷ噛む」。第1回目は、モデルのMONICAにインタビュー。11月とは思えないほど暖かいある日の昼...…
写真