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『舞いあがれ!』福原遥にプレッシャー 子ども時代までが完璧過ぎて「子役ロス」不可避

『舞いあがれ!』福原遥にプレッシャー 子ども時代までが完璧過ぎて「子役ロス」不可避の画像1
NHK朝ドラ『舞いあがれ!』(公式サイトより)

 

 前作の『ちむどんどん』は、かつてないほど批判の声が寄せられ、望ましくない形で話題になったNHKの朝ドラ。

10月3日からは、福原遥がヒロインを務める『舞いあがれ!』がスタートしたが、こちらの評判はすこぶる良好だ。

 同作は、ものづくりの街として知られる東大阪を舞台に、パイロットとして空を駆ける夢を抱くヒロイン・舞の姿を描く物語。現在はまだ舞の幼少期が続いており、福原は登場していないが、ネットではもっぱら絶賛の嵐だ。

「通常なら幼少期は2週間で終わりますが、『舞いあがれ!』は3週目に入っても幼少期が継続。視聴率だけを見れば前作と大きな差はありませんが、内気で病弱なヒロイン・舞が少しずつ成長する姿が丁寧に描かれていて、子役の浅田芭路(はろ)も“天才”と名高い。今のところ、批判の声はまったく見当たりません。

 朝ドラ放送後に始まる『あさイチ』の“朝ドラ受け”も『ちむどんどん』では不発でしたが、今作では見事に復活。12日の放送では、まだ物語の序盤なのにゲストの横澤夏子が号泣し、“泣ける作品”との評価が早くも定着しつつあります」(テレビ情報誌記者)

 Twitterをチェックすると、

「舞いあがれ!涙がこぼれて仕方なかった」
「なんでもない話やけどなんで毎回じんわり泣けてくるんやろか…」
「録画してたやつ通しで見て、1週目完走時点でもう号泣してる」
「何でもないシーンなのに泣いてまう…自分こんなに涙腺弱かったっけってレベル…」

 ……といった具合に、毎話ごとに視聴者の涙を誘っている。子役パートの評判が良いことは素晴らしいが、福原には大きなプレッシャーが掛かることになる。

「朝ドラの序盤、つまり子ども時代は、作品によっては『かったるい』『早くヒロイン出して』という感想が漏れることもありますが、まれに『幼少期は良かったのに…』という声が上がる作品もあります。近年だと、広瀬すずがヒロインの『なつぞら』は、そんな雰囲気でしたね。

『舞いあがれ!』は最高のスタートを切りましたが、放送後には舞はもちろん、友達の『一太くん』や『望月さん』までトレンドワードの上位に登場。このまま幼少期が終われば、“子役ロス”が大発生するのは必至ですね。
『子ども時代は完璧』『今のところ100点満点』といったコメントまで寄せられていて、ハードルはいささか上がっており、福原が登場した折には、幼少期と比較されることは必至。思いがけず高くなったハードルをどう超えるか、福原の女優としての力量が試されることになるでしょう」(民放テレビマン)

 子ども時代に出演していた『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』(Eテレ)の再放送も決まっているが、福原は華麗に空を舞えるか!?

 

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2022/10/23 07:00
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