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『旅サラダ』KAT-TUN中丸雄一リポーターを見守る会 #40

中丸雄一、雪山ロケで覚醒!『旅サラダ』に似合うリポーターに成長か

手は震え、表情筋は固まり、煙に目をやられながら中継を続ける中丸

 さらに、中丸は焚き火を満喫し始めた。雪山の中で、過酷な焚き火を敢行する中丸。

「焚き火といえば、マシュマロですよね」(中丸)

 焚き火の火にマシュマロを当てる中丸。こんなマイナス5度の環境で、なにもマシュマロを焼かなくても……。で、見ると全然焼けてないのだ。寒すぎて火が入らないだろうし、中丸も中丸でもっと火の近くで炙らないと。

 というわけで、どこにも焼き目がついていないマシュマロをビスケットでサンドし始める中丸。

「あ~、中がふっくら柔らかくなってる」(中丸)

 また、嘘をついている中丸。どこをどう見ても柔らかそうじゃない。これを、彼はそのまま頬張った。

「いただきます! ……焼きが足んないな、これ」(中丸)

 正直な中丸。そして、焼けてない焼きマシュマロ。画面越しでも見るからに焼けてなかったし、そもそも感想を言う中丸の息が白いのだ。可哀想なくらい、雪が激しくなってきている。

「あ、でもおいしいですね。ビスケットにとろ~りしたマシュマロがまとわりつく感じがいいですけど」(中丸)

 極寒のなか、どう見ても冷めてる料理を「おいしい」と言い出す中丸の表情筋が、固まっている。マシュマロも絶対とろ~りしてないし。

 さらに、焚き火の煙が染み、目が開けられなくなる中丸。寒いとか熱いとかじゃなく、焚き火を理由にしかめっ面になり、ロケ適性のなさをにじませるのが最高だ。寒さと煙で、もはやグルメどころではない。しかも「つらそう」「痛々しい」と、スタジオからは散々な野次が飛ぶ。

 なのに構わず、用意されていた紅茶を優雅に飲み始めた中丸。

「これに、あったか紅茶を用意してもらいまして。これを一緒に楽しんでいくってことですよね。この景色の中でこれができるって、幸せじゃないですか?」(中丸)

 いや、その紅茶だって冷えてるだろうに。目が開けられないまま、淡々とマグカップを傾ける中丸。頭に雪を積もらせ、焚き火で目が開けられず、スタジオは爆笑してるのに、我関せずでリズミカルに中継を進める彼は仕事人だ。

 中丸のプロの矜持はわかったが、あまりにも表情が限界すぎて、視聴者に食レポが全然入ってこないのも見ものだった。後半へ進むにつれ、雪はどんどん激しくなり、中丸の手は震えだし、口調は一本調子になっていく。『旅サラダ』は、中丸がひたすら熱がったり寒がったりする番組だ。

 極寒の雪山で雪に降られ、焚き火の煙で目がやられながら、焼けてない焼きマシュマロを食べさせられた中丸。ようやく、中丸が『旅サラダ』に似合うようになってきた感がある。

 

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2023/02/04 06:00
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