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文春は孤軍奮闘…ジャニー喜多川氏の性加害問題と日本メディアの体たらく

京都女子大生タリウム殺人事件、動機の謎

 次は、新潮の京都タリウム殺人事件の続報である。
 宮本一希容疑者(37)が、スタッフの立命館大学の浜野日菜子をタリウムを飲ませて殺したことに加えて、彼のことをバックアップしていた叔母も、タリウムを飲ませて植物人間にしたという容疑があるというのだ。
 祖父から引き継いだ不動産業をさらに伸ばしたやり手の叔母だった。彼女の会社には高さ1メートルにもなる金庫が置かれていて、叔母以外は開けてはならないとされていたそうだ。
 だが叔母が植物人間状態になり、その会社の代表に就いた宮本は、この金庫を開けたいといっていたという。
 首尾よく金庫を開けたかどうかはわからないようだ。
 宮本は取り調べに、沈黙を貫いているという。
 前にも書いたが、スタッフの女性、それも親しくしていた彼女になぜタリウムを飲ませて殺さなくてはいけなかったのか、動機がよくわからない。
 宮本が犯人だとしたら、叔母は資産目当てだったのかもしれないとは思うが、女子大生はなんのために毒を飲ませたのか。まだまだ謎の多い事件ではある。
 さて、ウクライナを訪問したわけでもあるまいが、岸田首相の支持率が上向いているという。
 いまさらウクライナへ行って、国民の税金を援助しただけのパフォーマンスだが、それで岸田を支持する国民が増えたというのは、私には信じられない。
 韓国の尹錫悦大統領が訪日したこともあって、高支持率(日経とテレ東の3月下旬の調査で47%)に気をよくして、解散総選挙を岸田が目論んでいると、文春が報じている。
 だが、4月23日に投開票の和歌山1区、千葉5区などの衆参5補選も予断を許さない。
 何もしないのに支持率の上がる不可思議な岸田政権だが、有権者は、岸田がまだ何一つ実績と呼べるものがないことをはっきり見るべきである。
 唯一あるとすれば、後年、岸田が「戦争をできる国にしたためにこの国が戦争に巻き込まれた」といわれかねない、防衛費の無駄な増額である。
 今岸田がやるべきは、自ら中国へ飛び、習近平国家主席とひざを突き合わせて話し合うことだ。米国の植民地から抜け出し、真の独立国として中国との関係を修復し、アジアの結束を固めることだ。
 それができない岸田に、期待できることなど何もない。

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