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新井恵理那と水卜麻美、結婚生報告で世間の反応に大きな差?

新井恵理那と水卜麻美、結婚生報告で世間の反応に大きな差?の画像
新井恵理那 Instagramより

 フリーアナウンサーの新井恵理那が先日、一般男性との結婚と第1子妊娠を発表したが、レギュラー番組で大々的に祝われたことに賛否両論が起きた。祝福の声だけでなく、新井のSNSに中傷まがいのコメントが殺到するなど波紋が広がっている。

 新井アナは16日にSNSで結婚と妊娠を発表。このことは翌17日に各メディアで一斉に報じられ、同日にメインキャスターを務める朝の情報番組『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)で本人が生報告した。

 番組では、花束贈呈やくす玉割り、新井アナが描いた夫の似顔絵公開、共演者からの祝福コメントや質問などでかなりの時間を割き、これに対してネット上で「もっとニュースに時間を使うべきでは」「公私混同すぎる」「タレントの結婚会見のようでやり過ぎ」といった批判が噴出。SNSにも中傷まがいのコメントが書き込まれ、新井は19日付のInstagramで「心無い文章には耐える体力がいまのわたしには心身ともになく、コメントをオフにさせていただきました」として、コメント欄を閉鎖する事態に。

 このような状況はフリーアナとしての今後にも影響が出かねない。結婚&妊娠というダブルでおめでたい話題なのに、なぜこんな事態に追い込まれてしまったのかと同情したくなる状態だ。

 その一方、3月に俳優の中村倫也と電撃結婚した日本テレビの水卜麻美アナは、概ね祝福ムード一色で、世間の反応で明暗が分かれているようだ。水卜アナの結婚も、自身がMCを務める朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)で大きく扱われ、夫の中村が予告なしで生出演するというサプライズまであった。こちらも「番組を挙げての祝福ムード」という意味では同じだったはずだが、ほとんど批判らしき声はなかった。結婚によって人気が低下するのではといった懸念もなく、好感度は依然として高いままのようだ。

 明暗が分かれた大きな理由としては「局アナとフリーアナの差」があり、さらに「結婚相手の違い」も影響したと業界内で指摘されている。

 局アナは「会社員」であり、結婚や出産を経てもキャリアを継続していく姿は現代の視聴者から共感を得やすい。もし水卜アナが「寿退社」をするようなことがあったら反応が変わったかもしれないが、結婚後も「日本テレビのエース」として活躍を続ける姿は頼もしく、男女双方から「応援したい」と好感を持たれやすい。お相手が人気俳優ということも、情報番組で大きく扱う大義名分となった。

 同じ人気局アナの結婚といえば、テレビ朝日の弘中綾香アナが昨年9月に「資産30億円」ともいわれるベンチャー企業社長との入籍を発表。ベンチャー系社長との結婚が弘中アナのイメージにどう影響するかと注目されたが、昨年12月に発表されたオリコンの「好きな女性アナウンサーランキング」で4年連続の1位に輝くなど、まったく人気は衰えていない。やはり、こちらも「局アナ」だからこそ共感を呼び、好意的に受け止められたのではないかとみられているようだ。

 新井アナのようなフリーアナはタレントと立場的にさほど変わりがなく、局アナと比べると視聴者の共感を得にくい傾向があると分析する声があるようだ。だがあくまで肩書きは「アナウンサー」なので、番組で大きく扱えば「アナウンサーがタレント気取りで大はしゃぎしている」という印象が生まれかねない。

 もちろん、番組で大きく時間を割いたのは新井アナの意向ではないはずだ。日テレでの水卜アナの結婚報告が大きな話題になったため、テレ朝および番組側が“二匹目のどじょう”を狙おうとした可能性もある。新井アナの結婚相手が一般男性だったことで、番組でニュースとして扱う必要性が薄れてしまい、それも批判を呼ぶ要因になった。

 もっとも水卜アナも、『ZIP!』だけでなく同日夜に放送された『午前0時の森』でも手紙が届くなど、中村倫也を絡めた祝福ムードが続いたことに「お腹いっぱい」「ちょっとやり過ぎ」といった反発も一部で起こっていた。新井アナの場合、単純に結婚と妊娠の同時発表であったことも批判を受けた要因となった可能性も高い。ネット上では新井アナの“授かり婚”に対して中傷的なコメントも見受けられるためだ。

 同じフリーアナでは、元テレビ東京の鷲見玲奈アナが昨年1月にパイロットだという一般男性と結婚。前年にお相手との「居酒屋手つなぎデート」が報じられた後に写真集をリリースしたことで男性ファンから総スカンを食らったため、結婚後にさらなる人気低下が危惧されたが、鷲見アナはそうした状況にめげずにバラエティで存在感を発揮し、日本テレビ系情報番組『ズームイン!!サタデー』の総合司会にも起用されるなど、結婚前よりも仕事が増えた印象だ。

 鷲見アナはテレ東時代からスキャンダル報道などで揉まれてきたことから「たくましさ」があり、見事に逆境を跳ねのけたといえる。清純派路線を歩んできた新井アナが同じように強さを発揮できるかどうかは未知数だが、心ない言葉に負けない活躍を期待したい。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/04/24 21:00
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