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不倫報道の広末涼子にはない、名女優の「孤独」 ほかスクープ12本

洋服を着替えるように男を捨てる? 広末涼子の不倫報道

 さて今週の第1位は広末涼子のW不倫をスクープした文春砲にあげたい。

 女優・広末涼子は哀れである。映画にいくつかの代表作はあるが、しょせん大物俳優の添え物。彼女の名前だけで客を呼べるほどの魅力はない。

 そうした鬱憤からか、男遍遍歴ばかりを重ねてここまで来た。一部には根強いファンはいるが、年を取るごとに女優ではなく、今度は誰とくっついたという話でしか話題にならない。

 私は、名女優とは「孤独」からつくられると考えている。原節子や田中絹代を出すまでもないが、私と同じ年齢で主役を張っている吉永小百合も同じである。

 彼女ははるか年上の男と結婚はしているが、その男の影をみじんも感じさせない凛としたところがある。

 これは推測だが、彼女の結婚生活は長らく家庭内別居のようなものではないか。私が熱烈なサユリストだから願望からいうのではない。

 彼女を見ていると、幸せな家庭の主婦という“匂い”が全くしない。かえって、2人でいればいるほど孤独を感じているのではないか。

 そんな孤独感が、彼女を女優としてつき動かす原動力になっていると、私は思っている。

 そう考えると広末は名女優にはなれない。 

 広末は1980年、高知県で生まれた。芸能界入りのきっかけは中学2年の時だった1994年にCMオーディションでグランプリを獲得した。1996年に出演したNTTドコモのCM「広末涼子、ポケベル始める」で大ブレイク。ヒロスエブームと呼ばれる社会現象を巻き起こしたといわれる。

「九七年に『MajiでKoiする5秒前』で歌手デビューして約六十万枚のヒットを飛ばします。九八年には早稲田大学に自己推薦入試で合格。以降、映画『鉄道員』や『おくりびと』などを話題作に出演し、女優としても実績を積み重ねていきました」(芸能記者)

 人気絶頂にあった広末が5歳上のモデル・岡沢高宏と結婚したのは2003年12月。当時23歳の“でき婚”で、翌2004年4月に長男を出産した。後に女性誌『FRaU』(16年7月号)で彼女はこう振り返っている。

「ホントに、仕事を辞めたくて仕方なかったんです。もちろん結婚なんて許されない時だったので(略)正直、確信犯ですよね。できちゃった結婚だと言われたけど」

 しかし、岡沢との結婚生活はすぐに破綻を迎え、2008年春に離婚する。その後、キャンドルアーティストのキャンドル・ジュン (49)と2010年10月に再婚して、翌年3月に次男を出産した。

「すごくしんどかった時に、今の旦那さんに出会いました。(略)彼と出会えてなかったら、息子がいなかったら、女優業はもちろんのこと、今こうして自分が存在できてなかったんじゃないかと思う」(『FRaU』)

 2015年7月には長女を出産。2017年には推定価格約2億円といわれる都内の一軒家をキャッシュで購入したそうである。

「広末は今、かつてと変わらない圧倒的な透明感を持つ“ママ女優”として、熱い支持を集めています。昨年五月には『ベストマザー賞』を受賞。『今の私の今があるのは、間違いなく、子供たちの存在のおかげ』と語っていました。今年四月からは、地元・高知が舞台の朝ドラ『らんまん』NHK)で主人公の母親役を演じています」(広告関係者)

 彼氏や旦那を次々に「着替える」広末は、いいママのままでいるわけはない。

「広瀬さんは、代々木上原のフレンチレストラン『sio』の人気シェフ、鳥羽周作氏(45)と“道ならぬ恋”に落ちています」

 そう明かすのは鳥羽の親しい知人である。

 2018年に「sio」をオープンした。客単価は2万円を下らないとされ、2020年からは4年連続でミシュランの一つ星を獲得している店だそうだ。

「『sio』を含め、業態の異なる八店舗を全国で経営しています。昨年はローソンなど大手コンビニとのコラボ商品も発売。フレンチの伝統を覆すスタイルから、“料理界の革命児”とも呼ばれています」(同)

 もちろん鳥羽も妻子持ちである。

「四月にドキュメンタリー映画『sio/100年続く、店の始まり』が公開されました。シェフとしての多忙な生活に密着する中、家族の姿も写し出された。鳥羽さんが『大きなところの人を幸せにするとなると、身近なところが一番最後になっちゃう』と吐露する場面も。著書では自らを“愛を届けるシェフ”と綴っていました」(同)

 私は、こういう臭いセリフを吐く人間の言葉は信用ならないとすぐ思ってしまうのだが、世の何も知らない清純な女性たちには受けがいいのだろう。

 共に愛する家族があるはずの広末と鳥羽だが、2人が出会ったのは今年3月下旬、広末が鳥羽の店を訪れたときからだという。

「鳥羽さんが挨拶をすると、意気投合した2人は、互いの連絡先として、LINEを交換した。それから二人の距離が縮まるのに、時間はかからなかったと聞いています」(広末の知人)

 それから約1カ月半後の5月16日、夕方6時。深紅のルージュを引き、大きなサングラスをかけた広末が、美脚も露わなショートパンツ姿で青山に現れた。向かった先は、鳥羽が経営する別のレストラン「Hotel’s」だったという。

 私は女優よ見て見てという自己顕示欲に溢れすぎた格好が、またひと悶着起こしてやるという“覚悟”を表しているように、私には思える。

 広末が入店してから4時間ぐらい経った夜10時過ぎ、ようやく思い人の登場と相成った。モノクロのグラビアページには、広末の彼を見つめる表情が捉えられているが、まさに「恋する女性」のそれに見える。

 広末らは店が閉店する夜11時頃まで食事を楽しむと、タクシーで恵比寿の高級創作和食店へと移動した。よく食べるね! その後、店を閉めた鳥羽はスタッフ1人を連れて合流を試みようとする。だが、周囲を警戒してか、店の近くの電柱に隠れて様子を伺うなどした後、諦めた様子で帰っていったそうである。

 この日は、広末が店を訪れ鳥羽と会話する写真を掲載したFLASHが発売された日で、「広末の車に鳥羽がスタッフと乗り込んだ」との記述にとどまっているが、2人にとって、ヒヤリとするほどだったのは想像に難くないと文春は書いている。

 2人が再び会うのは約2週間後の5月31日だったという。鳥羽が夜8時ごろに向かったのは、前回と同じ恵比寿の和食店。この日も店の周りを何周もして、時折物陰に隠れる警戒ぶりだったという。

 むくつけき男が、うろうろしながら物陰に隠れる様子は滑稽というしかない。鳥羽のやり方はいつもこうだという。

「仕事を終えた鳥羽さんは駅で若手スタッフを呼び寄せた。言い訳できるように、決して広末さんとは二人きりにならないと徹底していた。デートの際は、大抵一人は若手スタッフが付き合わされるのです」(鳥羽氏の知人)

 ということは、広末だけではなく、あちこちの女と逢瀬を重ねてきたということだろう。

 ようやく広末の待つ個室へ入っていった鳥羽は、5時間も貴重なデートタイムを過ごしたという。広末が店の裏口から現れタクシーに乗り込んだのは深夜0時ごろ。ほぼ同じ時間に鳥羽は表から店を後にしたそうである。

 その3日後の6月3日、夜9時半頃、都心の高級ホテルにチェックインした広末だったが、同じホテルに泊まっていたワイルドな男は、あの鳥羽だった。

 チェックインから5時間ほどが経った深夜3時過ぎ、大きなスーツケースを引いてホテルを後にした広末。それから約6時間後の朝9時半、鳥羽は関係者とみられる男性とともにチェックアウトしたのを文春は見届けた。

「ホテルに宿泊する際もスタッフ一名がチェックイン時、チェックアウト時に同行するよう指示されています」(別の鳥羽の知人)

 そして5月に入り、広末は事務所関係者に対して、「とにかく早くキャンドル氏と離婚したい」と話しているという。

 一方の鳥羽も周囲に、「お互い気持ちが通じ合っている。でも、きっと他人には理解してもらえない。奥さんとは離婚したい」と漏らしているというのである。

 文春は6月4日夜、自宅から姿を現した広末に声をかけた。足元は鳥羽が偏愛するニューバランスで、お揃いのモデルだったという。

――鳥羽さんとホテルでご一緒されていましたか?

「(目を見開いて)いえ!」

――別の日も恵比寿の店でお二人で?

「“お二人で”なんてありえません」

――不倫の事実はない?

「(さらに興奮して)はあ、ありません! 絶対にありません! 子ども3人いるんです。ありません!」

――離婚の予定も?

「ありません! どこを情報源にそういうことを言ってるんですか。聞いた話で真実だと思わないでください。失礼です! 私、政治家なんですか、公人なんですか。プライベートないんですか。プライバシーないんですか……」

 残念ながら、広末は政治家ではないが立派な公人である。

 文春は鳥羽にも話を聞いている。

――広末さんと再婚?

「フフ(笑)。そうですね、無いですね。四十五になりますけど、当時ど真ん中のアイドルだったんで、みんな世の中の男性はそういうこと思うことはあるかもしれないですけど、ないですね。具体的にそういう話は」

 最後に、

「そうですね、逆にそういうことが正式に発表できることがあれば、連絡するんで、ちゃんと撮ってもらったら嬉しいですけどね」

 広末の事務所関係者がこう嘆く。

「事務所も二人の関係を把握しているものの、彼女をコントロールできていないのが実情。透明感のある“ママ女優”として露出を増やしている最中なのですが……」

 私が推測するに、文春の情報源は、広末の亭主か、鳥羽の奥さんではないか。大竹しのぶではないが、「男は芸の肥やし」という女性に引っかかった男は哀れである。賞味期限が切れれば、洋服を着替えるように男を捨てるからである。

 こういう女性には近づかないのが一番。鳥羽という男が気の毒にも思える。

【巻末付録】

 まずは現代から。

「豊田ルナ 二十歳の悩殺BODY」「黒嵜菜々子 浴衣姿が乱れて」「桜井木穂 しどけないIカップ」

 まるで気合が入っていないグラビアである。

 お次はポスト。

「魔性が匂い立つ黒下着 島田陽子 長谷直美ほか」「80年代、青春を桃色に染め上げた女優54の濡れ場」

「園都 おんなの花園」「東雲うみ みんなの“うみ”びらき」

 まあ今週はどっちもどっちもというところだが、やる気は見せているポストの勝ちだな。

 

 

 

 

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2023/06/13 13:00
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