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『旅サラダ』中丸雄一、恐竜の化石を発掘してしまう「本当に、骨出ました!」

『旅サラダ』中丸雄一、恐竜の化石を発掘してしまう「本当に、骨出ました!」の画像1
『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)公式YouTube「【発掘!ニッポン なかまる印】のその合間に・・・#31」より

『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)のコーナー「発掘!ニッポン なかまる印」でリポーターを務めるKAT-TUN中丸雄一。7月8日放送回で彼が訪れたのは、福井県勝山市であった。

 結構な確率で福井県を訪れる「なかまる印」。過去には福井県坂井市、福井県越前市(2回)にも行っており、今回で福井県からの中継は4度目だ。それだけ、素敵なスポットとおいしい食べ物がある県ということ?

 さて、この日の中丸はどうして福井を訪れたのだろう。同日のゲストである高橋みなみに、中丸はクイズを出題した。

中丸 「福井県はあるものが超有名です。全国的に、いや、世界的に有名なんですけれども、それは一体なんでしょうか?」

高橋 「福井で世界的にですか? ……ソースかつ」

中丸 「ソースかつ! 惜しい、正解は恐竜でしたー」

 どこが、惜しいんだ。福井だから眼鏡かとも思ったが、そっちじゃなかった。実は、同県では恐竜化石がたくさん発掘されているらしい。ということで、この日の「なかまる印」は、7月14日にリニューアルオープンの福井県立恐竜博物館を紹介するようだ。

 さっそく、同館の研究員・中田健太郎さんに館内の展示物を紹介してもらうことに。特に驚きは、実物の化石を使って組み上げた巨大骨格標本だ。実物の化石を使っているだけに、デカい! 高身長176cmの中丸が小さく見えてしまうのだから、恐竜のスケールの壮大さにワクワクしてしまう。

中丸 「本物なんだ、これ」

中田 「アロサウルスというジュラ紀の肉食恐竜になりますね」

中丸 「肉食……」

 小声で「肉食?」と反応し、密かに肉食恐竜に怯えている中丸。いや、閉館後にこのアロサウルスが動き出したりしないよな……。

中田 「中丸さんにはぜひ、あそこ(骨)に穴のようなものが空いてるのに注目していただきたいんですけれども。あれ、実は病気か怪我の痕かもしれないと考えられているんですね」

中丸 「もしかして、エグられ方からして、ケンカかなんかで噛まれた可能性もありません?」

 さっきまでビクついてたくせに、唐突に恐竜同士のケンカを妄想する中丸。なんだかんだで、発想がKAT-TUNである。

いきなり、化石を発掘する中丸

 なんと、同館では化石の発掘体験もできるそう。これが結構、ガチなやつなのだ。お子様向けの擬似体験的なものじゃなく、実際にハンマーとタガネを用いて石を割り、中の化石を探る発掘作業をする。

 研究員の安里開士さんの指導のもと、中丸は用意された石をパカッと割った。さて、化石はあったのか?

安里 「おぉーっ! これは、立派な貝が出ましたねえ」

中丸 「おぇっっ、マジで!? えっ、こんなすぐに出るんですか?」

 いきなり一発で、貝の化石をリアルに発掘した中丸。これはスゴい! 持っている発掘丸。

 さらになぜか、貝が出た瞬間に大雨が降り出すという神がかった災難も……。貝を発掘した中丸が、その1秒後に雨に降られてしまっている。

中丸 「貝の化石が出たと同時に、大雨降ってきましたね」

安里 「やっぱ、(貝は)水のものなので(笑)」

 いいフォローをしてくれる研究員。一方の中丸も、気持ちが昂ぶっているようだ。

「コーナー名が『発掘!ニッポン なかまる印』なんで、今日は発掘したいんですよ。ねらいとしては、骨(の化石)を出したいですね!」(中丸)

 貝の化石発見に興奮しつつ、コーナー名にあやかって骨を「発掘」したいと決意表明した中丸。愛社精神的な番組愛を窺わせる、律儀なコメントだ。

「なかまる印」中継の後半戦が再開されるまで、このまま彼は発掘作業を続けるつもりのよう。手先の器用さが求められる仕事は大得意な中丸だけに、期待したい。

本当に発掘しちゃった「なかまる印」

 というわけで、約30分後に再開された「なかまる印」。中丸の目の周りにはゴーグルの痕がくっきり残っており、長い時間集中して石を崩していたことがわかる。

「というわけで、化石の発掘してたんですけども。本当に、骨出ました!」(中丸)

 なんと、恐竜の骨を本当に発掘した「なかまる印」。石の断面から、骨の組織がかすかに見えているのだ。これがどの動物の骨なのかは、石から化石を取り出したあとに判明するらしい。

 一発目で貝の化石を見つけ、その30分後には骨の化石まで掘り出し、“持ってるアイドル”を証明した中丸。彼が発掘した骨は、この恐竜博物館でいつか展示される可能性もあるだろうか?

「体験したらわかりますけども、ワクワク感が止まらないですよ。『歴史が出てくるかも?』って気持ちになりますからね」(中丸)

「歴史が出てくるかも」という秀逸な表現のおかげで、視聴者である我々もロマンを感じることができた。数週前、“UFOの里”(福島県飯野町)を訪れた際のハイテンションからも感じたが、中丸はUFOや恐竜といったロマンが好きだ。

 さて、今回は恐竜博物館から中丸と視聴者へプレゼントがあるらしい。黒地に恐竜の絵がプリントされた恐竜Tシャツである。これがなかなかカッコよく、街中でも普通に着られそうなデザインなのだ。おそらく、中丸はこのTシャツを着てYouTube「ジャにのちゃんねる」に出るのでは?

 さあ、最後は恒例のアレである。

「というわけで、最後に決めゼリフお願いします。せーのっ、はっくつーにっぽーん、なかまるーじるしー!」(中丸)

「なかまるーじるしー!」の掛け声とともに腕を振り上げた、中丸と研究員の方々。ただ、中丸のガッツポーズがひときわ小さいため、一般人の拳の高さを中丸の拳の高さが遥かに下回るという妙な絵のエンディングに……。誰のコーナーだと思っている、この人は?

 さらに、視聴者プレゼントとして恐竜博物館のグッズを紹介する際、ぬいぐるみやフィギュアを持つ研究員たちは満面の笑みなのに、Tシャツを掲げる中丸だけ群を抜いて笑顔がぎこちないのも笑った。ジャニーズ1人だけ、微妙なスマイルを見せる解せない絵。アイドルなのに、中丸は作り笑顔が苦手だ。

 話は変わって、『旅サラダ』放送終了後の午前11時12分、嵐の二宮和也がこんなツイートを発信していた。

 どうやら、二宮は「ジャにのちゃんねる」の仲間、中丸の「なかまる印」をちゃんとチェックしているようだ。

 二宮の記憶に間違いはない。彼が主演を務めた2003年公開の映画『青の炎』には、印象的な描写がある。長いエスカレーターを二宮が登ったり降りたりする場面だ。このシーンのロケ地に選ばれたのは、実は、中丸が訪れた福井県立恐竜博物館であった。かれこれ、二宮が19歳のころの話だ。

『旅サラダ』を見て記憶を呼び戻すとは、因縁めいてるというか仲がいいというか。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2023/07/15 06:00
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