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『旅サラダ』中丸雄一、ゆるキャラ相手に当たりが強くてキナ臭い雰囲気に

『旅サラダ』中丸雄一、ゆるキャラ相手に当たりが強くてキナ臭い雰囲気にの画像1
『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)公式YouTube「【発掘!ニッポン なかまる印】のその合間に・・・#30」より

大雨警報が出ているのに船を出す『旅サラダ』

『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)のコーナー「発掘!ニッポン なかまる印」でリポーターを務めるKAT-TUN中丸雄一。7月1日放送回で彼が訪れたのは、富山県立山町であった。

 中継が始まるや、富山の山深い湖に浮かぶ船上から登場した中丸。湿気で前髪がくるんと丸まっているが、無理もない。当日は、富山県内に大雨警報が出ていたのだから。そんな、梅雨の時期にまで船を出さなくてもいいのに……。相変わらず、無茶をさせる『旅サラダ』。

 実は、この船は黒部ダム近くの黒部湖を泳いでいるそう。今回の「なかまる印」の発掘ポイントは、「祝60周年! 黒部ダムの魅力再発見」である。黒部ダムは、なんと今年で60周年を迎えるのだ。

 よく見ると、黒部湖の水面は完全にエメラルドグリーン色。ここには北アルプスの雪解け水が集まってくるため、こんな湖になるらしい。案内してくれるのは、関西電力の越田辰哉さんである。

「向こうをご覧ください。黒部ダムの裏側を黒部湖から見ることができます」(越田さん)

「ご覧ください」と言われても、霧でほとんど見えないんですけど……。

「雨バージョンです」(中丸)

 “雨男”中丸雄一の面目躍如か? ただ、いい感じに霧がかった景色は幻想的にも見えた。

一般人にコメントを被せられる神田正輝

 黒部湖を後にし、ダムの表側に移動した中丸。また、ここからの景色が壮観なのだ。

「見てください、ドーン!」(中丸)

 妙にテンションが高い中丸。彼が指さしたその先では、勢いよく水を放つ“観光放水”が行われていた。なんと、毎秒10トン以上もの量が放水されているらしい。こんなの、絵はがきでしか見たことない! テレビ越しからも迫力は伝わってきた。これほど現実離れした放水を目の前で見たら、中丸のテンションが高くなるのも無理はない。

 続いて、黒部ダムの歴史が楽しめる展示会場に向かった中丸。会場内には、映画『黒部の太陽』に関する豊富な資料が展示されていた。

中丸 「『黒部の太陽』といえば、神田さんも舞台をされたと聞きました。やっぱり、思い入れもございますよね?」

神田 「このときは、稽古の間に10キロ痩せたんです」

越田 「(神田のコメントに被せ、声をかき消すように)こちらがパネルになりまして……」

 ちょっ、神田正輝がしゃべってる途中でしょうが! スタジオの音声が聴こえなかったのだろうけど、神田のコメントがただの独り言みたいになってしまったのは不憫だった。

 ちなみに、映画『黒部の太陽』は石原裕次郎と三船敏郎のタッグで制作された名作である。つまり、黒部ダムは石原軍団にとってゆかりのダムということ。『旅サラダ』レギュラーの中丸からしても、興味深い企画展だろう。

「え、ちょっと見たいんだけどぉ~」(中丸)

 企画展の重厚な内容を知り、なぜかギャルみたいなリアクションを見せる中丸。

中丸 「これ(『黒部の太陽』企画展)、期間限定ですか?」

越田 「今月17日までです」

 奇しくも、7月17日は石原裕次郎の命日だ。

「うわっそうなんだ、限られてる。じゃあ、タイミング合わせて行くっきゃないですね」(中丸)

「行くっきゃない」、久しぶりに聴いた昭和感あふれる語感だ。60周年を迎える黒部ダムにいるからなのか、古臭いボキャブラリーになる中丸。

ゆるキャラと対峙した中丸の当たりが強い

 中継の後半戦では、黒部ダム内のレストハウスを訪れた中丸。案内してくれるのは、関電アメニックスの柏原清さんだ。そして、柏原さんの横には見覚えのないゆるキャラが佇んでいる。

中丸 「隣に気になる子がいますね」

柏原 「黒部ダムのマスコットキャラクター、くろにょんです」

中丸 「あ、黒部ダムのキャラクターでいらっしゃったんですね」

 キャラクターにまで、「いらっしゃった」と敬語を使う中丸。「気になるキャラクター」ではなく「気になる子」と表現するあたりも同様だが、言葉遣いが全方位にバカ丁寧だ。

 ヘルメットをかぶり、「現場猫」に寄せている感が満載のくろにょん。彼は、両手に何かを持っているらしい。黒部ダム60周年を記念した手ぬぐいだ。

「さっそく宣伝してきましたね、くろにょん」(中丸)

 宣伝をぶっ込んでくるくろにょんと、それを看過しない中丸によるキナ臭い絡み。このくだりが終わると、恒例の食事タイムだ。

 ダムといえば、やっぱりカレーではないのか? ほうれん草を入れてエメラルドグリーン色になった、その名も「黒部ダムカレー」の価格は1,300円だった。いや、完全なるダム価格だな……。ルーはみどりみどりしてて、妙にリアルだし。

「これは、全国各地にあるダムカレーの元祖でございます。昭和40年に初めて誕生しました」(柏原さん)

 そんな歴史あるダムカレーを、例によって中丸がいただく。

中丸 「食べるポイントはありますか?」

柏原 「どうぞ、お好きなように。“放水”していただいても結構です」

 ダムカレーは、決壊させてナンボの食べ物。ごはんの一部を崩し、ルーを流し入れて食べるのが醍醐味だ。

「いや、普通に削って食べよう」(中丸)

 なんでだよ。ダムの壁を削って食べ、絵的なおもしろさを選ばない中丸の不可解なスタイル。テレビカメラも待ち構えていたのに、彼は“放水”しないのだ。一方、食事中の中丸をうしろから覗き込んでるくろにょんの存在も、ずっと気になってしょうがない。決して、ゆるくない異物感がある。

 兎にも角にも、「黒部ダムカレー」の味はどうだった?

「ものごっつい、おいしいです」(中丸)

 いちいち、癖のある食レポだな。

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