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城下尊之の「フラッと芸能解説」

福原愛、親権問題ドロ沼化でイメージ悪化…露出も減

福原愛、親権問題ドロ沼化でイメージ悪化…露出も減の画像1
福原愛(写真/Getty Imagesより)

ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――卓球女子の元五輪メダリスト・福原愛の親権問題がドロ沼化していますね。

城下 元夫で台湾の元卓球選手・江宏傑さんが、7月27日に日本外国特派員協会クラブで記者会見を開き、2022年7月に福原が日本に連れて帰った長男について、東京家庭裁判所から福原さん側に引き渡しを命じる「保全命令」が出ていることを明かしました。

 もともと福原さんは1カ月程度という条件で連れて帰ったそうですが、江さん側は「日本に帰ってから一切、連絡をよこさない」と訴えています。

――福原は福原で、自身のWeiboアカウントで「母親として、何があっても子供を守ることが第一の責任です」「私は子どもたちが利用されることを許しません」などとコメントを出しましたね。

城下 しかし、そういう問題ではないですよね。すでに裁判の判決が出て、子どもを引き渡すように命じられているのですから、不服なら速やかに控訴して「控訴中なのでコメントできません。裁判で明らかにしていきます」としたほうがいい。SNSであのようなコメントをするのは、単にゴネているように受け取られてイメージが悪くなります。

――福原は2016年に結婚、当時は台湾で暮らし、2017年に長女、2019年に長男を出産。2021年に離婚。結婚生活は短かった。

城下 2人は離婚時に日本では認められていない共同親権を選択しました。早く離婚したくて急いでそのような選択をしたのかもしれませんが、そうなると江さんも親権を持っているわけですから、子どもについては細かく連絡を取り合う必要があります。

 日本に連れて帰ったきり一切、連絡がないとなると心配して当然です。だからこんな判決が出るわけです。共同親権でなかったとしても面会交流権というものがありますから、虐待などの特別な事情がない限り、親は子どもに会う権利があります。一方的に連れ去るようなことはできません。

――「卓球の愛ちゃん」として親しまれ、活躍していたのに⋯⋯。

城下 「愛ちゃん」のイメージを大きく損ねてしまいました。彼女は中国や台湾においてもよく知られている存在。卓球を通して国際交流の役割を果たしてきました。家族円満であれば、卓球大会の解説など引っ張りだこになるくらい需要があるはず。ところが、離婚時からイメージが悪化し、露出があまりできなくなってしまった。

――不倫騒動もありましたしね。

城下 離婚に至るにはさまざまな理由があるのでしょう。それは仕方がないこと。ただ、その後の対応の仕方が悪い。離婚しても元夫は子どもの父親であり、福原さんは母親。その事実はどこまでも消すことはできません。きちんとお互いの了解を取ってともに子どもを育てていくべきですね。

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2023/08/05 20:00
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