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週刊誌スクープ大賞

「大谷翔平結婚」一色に染まった週刊誌報道の不可解さと“大谷らしからぬ”結婚報告

空前絶後の株価上昇と今後の見通し

 私は株など一株も持っていないから、平均株価が4万円を超えようと10万円になろうと関心はまったく無い。

 だが、ほかに喜ぶことがないのだろう、4万円超えで大騒ぎしている輩がいる。どうせまた、バブルが弾けて泣きを見るに決まっていると思うのだが。

 文春で、何人かが見通しについて語っている。

 まずは、サントリーホールディングス社長の新浪剛史(65)のいい分。昨年4月から経済同友会代表幹事も務めているそうだ。

――では、株価はどこまで上がる?

「四万三千円程度かなと思っています。今年一月の時点では三万九千円がマックスと思っていたので、今の株価は想像していなかった。五万円と予測する専門家もいるかもしれませんが、さすがに怖い。買った人たちは必ず売るわけですから。売って一気に下がる。その怖さもあるわけです。今はAIや半導体が凄く押し上げている状況で、ある意味“AIバブル”です。AIが今後、社会にどう影響していくかを見ていく必要があります。もちろん、生産性向上という意味でAIは極めて重要なツール。日本企業でもラピダスが北海道で次世代半導体の量産を目指していますが、ぜひ成功してほしいですね」

 今年3月期の通期決算では、10年ぶりの過去最高益を見込んでいる三井住友フィナンシャルグループの中島達社長(60)。

――では、株価や景況を考える上で注目すべき点は?

「大型株主導の株高ですが、今後、中・小型株まで裾野が広がっていくのかどうかが重要です。個人投資家の動向にも注目したい。日本の個人投資家は『売り越し』とされるが、どこかでゼロやプラスに転じれば、当然大きなマグマになりますよ。あとは、最初に申し上げた経営者のマインドが維持できるか。賃金が上がる前に、消費者のセンチメント(心理)が崩れて消費が落ち込み、経営者も『やはり成長は難しい』と思い始めると、前提が崩れる。計量化し難い“雰囲気”みたいなものですが、そこが最も大事だと思いますね」

「さわかみ投信」の創立者で、長期投資の世界で「神様」と呼ばれる澤上篤人(76)はこう断言したという。

「新NISAには今は手を出しなさんな。暴落は明日にでもやってくるんだから。その後だよ、買い始めるのは」

 さらにこういう。

「この株高はひと言で言えばタチが悪い。ゼロ金利政策や金融緩和、先進国で積み上がった年金マネー流入。この四十年来、過剰供給されてきたカネが株式や債券を漁ってきた結果生まれたバブルなんだよ」

――投資たるもの熱に浮かされてはならない。

「マスコミや市場関係者は株価の上下を騒ぐだけで商売になるけれど、投資家は投資資金を回収できてはじめて完結するもの。鉄則は安く買って高く売る、だ。四万円超えたタイミングで高値掴みして、暴落したらどうするの。戻ってくるまでガマンできますか? 日本の平均株価が最高値を更新するまで、三十四年かかったけれど、個人投資家がそれだけの時間を待つのは難しいだろう。だから今は慌てるな。ドカンと下がるのを待ちなさい」

 これでいいだろう。4万円に浮かれているのは誰なんだ? どこにもいないというのが正しいのである。

 三流株屋のいうことを聞いて高値掴みしても、穴埋めなどしてはくれない。まだじっくり見ていればいいのではないか。

 政権は不安定、企業実績は円安頼み。こんなお国の状態で、株価だけが上がる不思議。怖い、怖いな~。

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