深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】Vol.613
林海象監督は日本におけるインディーズ映画の先駆者だ。29歳のときに製作費500万円の自主映画『夢みるように眠りたい』(86)で監督デビューを果たし、永瀬正敏主演作『我が人生...
長野辰次(映画ライター)
『にっぽんフクシマ原発劇場』発売記念インタビュー
震災直後、あちらこちらで盛んに叫ばれた「あの日を忘れない」といったスローガン。だが、いつしかめったに聞くことがなくなり、2015年現在、もはや“震災をテーマにした本は売れない”と...
『フタバから遠く離れて 第二部』公開直前インタビュー
2012年に公開されたドキュメンタリー映画『フタバから遠く離れて』は、原発事故をきっかけに、埼玉県加須市の旧騎西高校に避難所を設置した福島県双葉町の姿を追う作品だった。今回、この...
大飯原発再稼働への是非が問われた2012年の夏。最も厳しい需給が見込まれた関西でも計画停電は回避されたが、再稼働が妥当であったか否かについての検討はまだ入り口の段階だ。
マグニチュード9.0の揺れが東北地方を襲った3月11日から1年半。一見すると、日本社会はかつての落ち着きを取り戻しているかのように見える。「震災から1年半『も』たった」という言葉...
毎週金曜日、首相官邸前には数万人ものデモ参加者が足を運び、「脱原発」の声を上げている。8月にはデモ主催者が野田佳彦首相と面会するという快挙を達成し、日本における市民運動が新たな局...
『それでも三月は、また』(講談社) 芽が吹き、風が花粉を運び、三寒四温で春が訪れる。昨年の今ごろは、計画停電により都市が暗闇に包まれ、スーパーでは欠品が相次ぎ、みな福島第一原発の...
『福島原発 現場監督の遺言』(講談社) 「原発がどんなものか知ってほしい」というタイトルのテキストがネット上に出回っている()。 さまざまなサイトに転載されているこのテキストは、...
ドキュメンタリー映画『friends after 3.11【劇場版】』
宮城県仙台市出身の岩井俊二監督が、震災以降に出会った人々、久しぶりに再会した友人と語る日本の未来を綴ったドキュメンタリー映画『friends after 3.11【劇場版】』。公...
『原発事故さえなければ通信』
『原発事故さえなければ通信』 福島市の住職が発行している無料冊子『原発事故さえなければ通信』が話題を呼んでいる。これは、曹洞宗・補陀落山圓通禅寺の住職・吉岡棟憲氏が原発事故に対す...
"噂の女"神林広恵のナイショの一説
『噂の女』(幻冬舎)伝説のスキャンダル雑誌「噂の眞相」の元デスク神林広恵が、ギョーカイの内部情報を拾い上げ、磨きをかけた秘話&提言。 福島第一原発事故から、もうすぐ1年が経つ。膨...
「絶対に表じゃ言えないけど大震災は宝くじに当たったようなもの。被災者には悪いけどガッツポーズしたい気分」 そんなとんでもないことを言い出したのは大手ゼネコンの下請け業者だ。昨年1...
東日本大震災から間もなく1年がたとうとしているが、まだまだ解決までにかなりの時間がかかりそうなのが、福島第一原発事故による東京電力の法人・個人に対する損害賠償金の支払いだ。「昨年...
300万円のドイツ製放射能測定器による水道水の検査結果。 食品に含まれる放射線量を測定することができる放射能測定器レンタルスペース「ベクミル」が昨年10月、千葉県柏市にオープンし...