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戦後・高度経済成長期に愛された珠玉のエロス!!『昭和の女優 官能・エロ映画の時代』が発売中

hitokuiama『人喰海女』主演女優は三原葉子。キリッとした表情とグラマラスなボディで男たちの視線を集めた。(c)国際放映

 新東宝のお宝的作品以外にも、第二章「一九六四-邦画性革命の時代」では日活時代の今村昌平監督が農村出身の女性(左幸子)の性生活をリアルに活写した『にっぽん昆虫記』(63年)、第三章「今村、大島経て、増村爆発」では増村保造監督が大映の看板女優・若尾文子を使って戦場における性と死を鮮烈に描いた『赤い天使』(66年)といった名作・力作の官能的な魅力をあますとこなく伝えている。アダルトビデオやネット配信の無修正動画とは異なる、昭和の女優たちのエロスの香りを追体験させてくれる一冊となっている。

「映画にとって、官能描写はどんな意味があるのか。はたまた、どのようなバリエーションがあるのか。その視点から、映画のあまり触れられてこなかった魅力を引き出しました。これにより、今までの映画評価からは全く埋もれていた傑作も、見い出すことができました。女優の魅力は官能だと思います。官能の意味と、官能のさらなる復権を意図し、今の映画にも何らかの提言を含ませたつもりです」。日本映画プロフェッショナル大賞の主宰者でもある大高氏はそう語っている。
(文=長野辰次)

最終更新:2016/06/28 17:00
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