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深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.394

咲き乱れる若手女優たちのおっぱいとキスの嵐!“毛皮族”江本純子の異色青春記『過激派オペラ』

kagekihaopera01R18級の過激なエロシーンが続く『過激派オペラ』。男女の性交ではなく、女同士の愛の交歓なのでレイティングはR15で済んでいる。

 乱交パーティーに集まった男女の痴態と本音を描いた三浦大輔監督の『愛の渦』(14)は映画館に異様な興奮をもたらしたが、『過激派オペラ』も演劇界の鬼才がタブーに縛られることなく、人間が抱える自己顕示欲と性欲とを赤裸々に描いたエロくて熱い作品だ。『愛の渦』が人気演劇ユニット「ポツドール」の代表的舞台の映画化だったのに対し、『過激派オペラ』を監督したのは劇団「毛皮族」を主宰する江本純子。彼女の半自伝的な青春小説『股間』(リトルモア)を原作とし、女性だけの劇団の愛欲にまみれたドラマがスクリーンに映し出される。

 本作の主人公は演出家兼舞台女優の重信ナオコ(早織)。女性だけの新しい劇団「毛布教」を立ち上げ、その旗揚げ公演『過激派オペラ』を上演するにあたって、新メンバーを募集する。ところが、ナオコはとんでもない女たらしで、ちょっとかわいい娘を見つけるとすぐ手を出してしまう。演技指導という名のもとに、劇団の女の子たちに執拗にキスをしまくり、胸をもみまくるパワハラ野郎だ。そんな劇団へ飛んで火にいる夏の虫とばかりにオーディションを受けに現われたのが、主演女優志願の岡高 春(中村有沙)だった。ひと目で岡高のことを気に入ったナオコは即採用。速攻で脚本を書き上げるや、「今日うちに来ない?」とレズっけのない岡高を口説きにかかる。

 90分の上演時間中、『過激派オペラ』はエロシーンのオンパレードだ。冒頭から裸女たちの絡み合いから始まる。ナオコは劇団の稽古場となる倉庫を使わせてもらうために、倉庫の持ち主である女性・吹雪(範田紗々)と手合わせする。一糸まとわぬ姿で、何もない倉庫の中で女たちは相手の体を貪り尽くす。プレイは次第に激しくなり、お互いの秘部を愛撫する69の体勢からプロレス技のローリングクレイドルのように倉庫中をゴロゴロと転がっていく。これは男女ペアでは絶対にできない秘技である。男がこの技に挑むと、男性器を噛みちぎられる可能性が極めて高い。演出家・ナオコの性欲ボルテージの高さに比例するように、女による女だけの劇団は猛然と走り出していく。


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