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とんだとばっちり!

ファーウェイ幹部逮捕で中国当局が報復! 拘束カナダ人はデニス・ロッドマンの友人だった!?

平昌五輪で美女軍団を前にご満悦のスパバ氏(本人のインスタグラムより、以下同)

 中国通信大手・ファーウェイの孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)がカナダ・バンクーバーの空港で逮捕された事件をめぐり、中国当局は報復として2人のカナダ人を拘束した。このうち、旅行会社経営のマイケル・スパバ氏の早期解放を願う声が、日本国内からも相次いでいる。北朝鮮の金正恩党委員長と親しい、スパバ氏の“いい人伝説”を追った――。

 中国メディアによると、スパバ氏は「中国の国家安全に危害を与える行為に関わった」という嫌疑で、中朝国境の都市・丹東で拘束されたという。

 韓国での留学とビジネス勤務経験があるスパバ氏は朝鮮語が堪能で、近年は頻繁に北朝鮮への出入りを繰り返していた。2013年から訪朝を続ける元米プロバスケットボール選手デニス・ロッドマンの仲介役として、正恩氏の元山(ウォンサン)にある別荘に呼ばれ、美女軍団のモランボン楽団と遊んだこともあるという。

デニス・ロッドマンと金正恩党委員長を仲介したスパバ氏(写真右)

 スパバ氏を知る日本人男性は「一言で言えば、関西人みたいな性格。ひょうきんで表裏がない。誰にでもフレンドリー。彼を知る人はみんな、冤罪を信じているよ」と語気を強める。

 関係者によると、スパバ氏は白頭文化交流社という会社を立ち上げ、中国東北地方に事務所を置いていた。スポーツや環境問題で北朝鮮と西側諸国の交流を進めようとしていたが、主な収入源は欧米人ツアーの企画・運営だったという。

「欧米人向け団体旅行を得意としていた。彼は障害者でも北朝鮮国内で旅行が楽しめるよう、付きっきりで案内役を務めるようなしっかり者。軍事パレードや商品展示会といった面白そうなイベントに目をつけ、ツアーに組み込むなど、企画力があった。ロッドマン氏の招聘が自慢のタネで、正恩氏と一緒に写った写真をiPadでいつでも出せるようにしていて、会う人みんなに『どうだ、スゴいだろう』と見せびらかしていた」(事情通)

 北への出入りを頻繁にしていると聞くと、なんだか怪しい感じもするが、「純粋にミーハーなだけ。カナダを代表する北朝鮮マニア」(同)とのことで、単なるモノ好きにしか見えなかったそうだ。

 韓国で開かれた平昌冬季五輪にも姿を見せ、「さっそうと美女軍団に声をかけ、うれしそうにしていた」(北朝鮮ウォッチャー)という目撃情報も。米朝の貿易摩擦でとんだ飛び火を受けた北朝鮮マニア、スパバ氏の扱いが注目される。

最終更新:2018/12/14 18:00
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