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週刊誌スクープ大賞

眞子さま、どうなる!? 小室圭さん“母の借金”問題にコメントも、さらなるドロ沼へ

 今週の第1位は文春のNGT48事件を追った記事に捧げる。ついでにフライデーにも。

 新潟を中心に活動をしているNGT48というグループは、AKBグループの5番目として発足したという。

 そのメンバーの一人、山口真帆(23)が12月8日に、公演を終えて小型バスで寮のあるワンルームマンションへ帰ってきたところ、待ち伏せをしていた男2人に襲われたのである。

 文春によると、Cというのが、山口がバスに乗り込んだことを確認し、AとBが待ち構え、山口がドアを開けたところで、

「Aが声を掛けると、山口がドアを閉めようとしたのでドアに手をかけた。そして山口が悲鳴を上げたのです。向かいの部屋で息を潜めていたBが慌てて出ていき、彼女の口を手で塞ごうとした。山口はスマホで助けを呼んだのです」(男たちの知人)

 数分後に山口と親しいメンバーが駆けつけ、AとB、山口の4人が近所の公園に移動し、Cも駆けつけた。そこで口論が続き、ようやく警察とNGTを運営するAKSの今村悦朗(59)がやってきたという。

 当然ながら被害届が出され、暴行容疑でAとBは逮捕され、20日間拘留されたそうだ。

 だが警察は、AとBが市内在住の自営業の女性に暴行して逮捕されたとしか発表しなかったため、大きな話題にはならなかった。

 きっかけは山口がツイッターに、「私は先月公演終わり男2人に襲われました。あるメンバーに公演の帰宅時間を教えられ、またあるメンバーに家、部屋を教えられ、またあるメンバーは私の家に行けと犯人にそそめかしていました」(原文ママ)と窮状を訴えたからだった。

 2014年には、岩手県で開催されたAKB48の握手会で、のこぎりを持った男が切りつけ、メンバー2人とスタッフを負傷させるという事件が起きている。

 先週のFLASHによると、昨夏には、NGTの荻野由佳(19)が、レッスンの帰りに襲われ、クルマに連れ込まれそうになったことがあったという。

 文春によると、AやBが所属しているのはZという男がやっている「アイドルハンター」グループだという。このZは定職にはつかず、アイドルと交際するための“接触活動”をやっていた。NGTのメンバーの1人で秋元康のお気に入りがZと半同棲交際を始めたところから、潮目が変わってきたという。

 彼らは「Z軍団」と呼ばれ、地元ファンには煙たがられていたが、たくさんのカネを使う「太い客」なので、今村という支配人も黙認していたそうである。

 こんな半グレ集団に追いかけ回された山口は、友達が来てくれなかったらどうなっていたか分からない。しかも不可解なことに、AとBは不起訴になったのだ。

 監督責任が問われる運営会社AKSは、説明さえしないままだったが、大騒ぎになったため仕方なく、14日に運営責任者と今村の代わりの新支配人が謝罪したが、事件の詳細な説明は拒んだという。

 今村という男はテレビ業界出身で、秋元と旧知の仲だった。NGTは「今村帝国」と呼ばれていたそうである。

 では、こうした危ういAKB商法を生み出し、それを増殖させることで自らも肥え太ってきた秋元はどうしたのか。

 謝罪会見で運営責任者が、秋元から「メンバーをケアすることを考えなさい」と叱責されたと明かした。冗談ではない。「そのビジネスモデルは根源的に生身の少女たちを危険に晒す危うさを内包している」(文春)のである。

 即刻、すべてのグループを解散し、秋元は会見を開いてこの商法の間違いを認め、謝罪するべきだ。

 アイドルを食い物にしているのはZグループだけではないはずだ。ファンだといって彼女たちに近づき、性の奴隷にしてカネをもうけている輩はいくらでもいるのではないか。

 雑誌SPA!を、「女性蔑視」「モノとして扱っている」と批判している女性たちは、秋元康のところへも行くべきだと、私は思う。

【巻末付録】

 現代からいこう。「女子カーリング日本代表・本橋麻里、素顔の私-北の大地でさらなる夢を追う」。もちろんヌードではない。

「出口亜梨沙、大阪で話題の『Gカップ』レポーター-ついに東京上陸!」。なかなかかわいい子だ。

 袋とじ「壇蜜、ラスト・ヌード-これで本当に最後。もう二度と裸身は見られない」。見られなくてもいい!

 ポスト。「なをん/和久井雅子-人は平成最後の愛人と云う」。頬の黒子が色っぽいね。

 AVの蘊蓄企画「AV界のベストセラー一万本伝説/なぜAVのベストセラーは1万本なのか」「河合奈保子・in・Bangkok-ずっとこのままで」「これ以上はダメェ!-人気グラドル辰巳奈都子が限界M字開脚」

 両誌ともにあまり力が入ってない。よって引き分け。

 ところで、今朝(1月22日)朝日新聞にこんな記事が出ていた。

「コンビニエンスストア大手のセブン―イレブン・ジャパンとローソンは21日、国内の全店での成人向け雑誌の販売を8月末までに原則中止することを明らかにした。女性や子ども、訪日外国人客らに配慮する。日本の多くのコンビニの店頭から成人誌が消えることになりそうだ。

 セブンでは2万店強のうち約1万5,000店で販売しているが、8月末までに本部が販売を推奨することをやめる。加盟店で取り扱うかどうかは最終的に店のオーナーが決めるが、成人誌はほぼなくなる見通し。ローソンも沖縄で先行して中止しており、全国に広げる」

 いつものことだが、成人誌の線引きはどこなのだろう。この定義を曖昧にしたままでいいわけはない。

 表紙に女性の露わな肢体が載っている雑誌を、外国人や女性たちは嫌がるからというのでは、現代やポスト、フライデーも危ないかもしれない。

 コンビニにデカい顔をさせておかないで、出版社は、どういう基準なのかを問いただすべきだ。(文中敬称略)

 さもないと、機内誌から現代、ポストが弾かれたように、コンビニからも弾かれるかもしれない。

一時は、週刊誌で客寄せして儲かったのに、風が変わるとおっぽり出すのか。これ以上売場が縮小されると、週刊誌は生き残れないぞ。

(文=元木昌彦)

最終更新:2019/01/22 21:00
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