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RIZINデビューから4連勝! 朝倉兄弟がついにメイン戦へ――兄・未来は「勝って引退」!?

格上といわれる相手と常に戦っていたい

マネル・ケイプとの再戦を望む声もあるが?  「別にやってもいいんですけど、ケイプはあの後(佐々木憂流迦に)負けちゃったし……。俺は次のステップに行くことを優先したいです」と海

――おっと、衝撃的な発言が飛び出しました。その発言の真意は後ほど改めてお伺いするとしましょう。さて、ここからは弟さんにインタビューをします。相手のケガや自身のケガなどが重なり、今年になって1試合もしていない海選手ですが、8月に行われる休み明け初戦で、いきなり堀口恭司選手と戦うことになりました。このカードが発表される直前、海選手は「全てのタイミングには意味がある」とツイートしていたのですが、あれはどういう意味なのでしょう?

朝倉海(以下、海) ケガをしたことも、試合が何度も流れてしまったことも、すべてに意味があるんじゃないか、と。いくつか不運も重なりましたが、もし堀口戦が決まれば、それもこれも結果的に良かったことになるんじゃないか、という意味です。

――堀口選手がRIZIN.18に参戦するとわかった途端、海選手は、いの一番に挑戦の意思表示をしましたね。

 RIZIN.18が行われる愛知は俺の地元なので、弱い相手とやって勝っても自分が面白くないし、お客さんも面白くない。俺はやっぱり、格上といわれる相手と常に戦っていたいんです。そういう思いで、堀口選手への挑戦をアピールしました。

――堀口選手は目下13連勝中の強敵ですが、海選手は彼の実力をどのように評価していますか?

 たぶん今、この階級で世界一強い選手なんじゃないでしょうか。RIZINとベラトール、2団体の王者ですからね。

――堀口選手が最後に負けたのは、2015年4月のデメトリアス・ジョンソン(DJ)戦 。あの頃の彼とは別物ですか?

 全然違うと思います。今やったら、DJに勝つんじゃないでしょうか。

――そんな堀口選手に海選手が挑むのは、「まだ早い」という声も多く聞かれます。

 そう言われるのもわかるけど、もともと俺は世界チャンピオンになることを目標にしているので、一番強い人とやれるチャンスがあるなら迷わずやりますよ。早いとか遅いっていうのは外野が決めることじゃなく、団体の代表なり運営側が決めること。逆に日本人がやらないで誰がやるの? 俺がやるしかないんじゃないの? と思っています。

――お兄さんは、堀口選手のことをどう思っていますか?

未来 (ステーキを頬張りながら)まあ、強いですね。

――彼の最も優れている点を教えてください。

未来 「自信」かな。曇りがないっていうか。雑誌で堀口選手と対談したことがあるんですけど、ある意味、ちょっと頭悪いのかな? と思っちゃいました。マイナスなことをまったく考えないんですよ。自己催眠をかけているんじゃないかっていうぐらい、「自分が絶対勝つ」と信じ込んでいる。だから曇りがないんですね。でもそれって、格闘家にとって重要な資質なんですよ。

――ところでお兄さんは以前、ベラトールのトーナメントへの出場をアピールしていましたが、あの話は進んでいるのでしょうか?

未来 何も進んでいないですね。まあ、どっちでもいいやって感じ。何かに出たいとか、誰かとやりたいとか、全然思っていないですね。最近は。

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