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バチェラーレビュー

『バチェラー3』は悪魔だらけ? 大本命のプロ彼女っぽさ、壮絶な過去の告白に漂う計算臭

「家族」を大事に思うバチェラーに明かす、家族を軸にした壮絶な過去(エピソード3)

 エピソード3で行われたのは、グアムでの水着デートだ。水着ということは、バチェラーに女性陣が色仕掛けを行える貴重な機会!

 ここで気を吐いたのは、シングルマザーの田尻だった。目いっぱい遊ぶほかの参加者は全身びしょ濡れなのに、彼女だけはどこも濡れていない。当然、髪はきれいにセットされたままだ。万全の状態で友永と共にハンモックで寝そべる田尻。上目遣いでじっとりと相手を見つめる表情はあざとい。さらに「この体勢のほうが楽」と友永の片足を両足で挟み込み、ぴったりと密着してみせた。あからさまにデレデレする友永!

 今までさほど積極的にアプローチしてこなかった田尻も、友永の反応には自信を深めた模様。水着デート以降、一転して彼女は積極的になった。同時に、田尻のあざとさに危機感を持ったほかの女性陣が今まで以上に積極的になる姿は興味深い。あの岩間でさえ、田尻の台頭にソワソワしているのだ。

 田尻以上に露骨な色仕掛けを繰り出したのは、下町娘の加賀美碧(26)である。

「(田尻)夏樹は腕枕してたので、私も友永さんの乳首舐めるって作戦を立ててたんですけど(笑)」(加賀美)

 耳を疑う発言だ。でも、さすがに乳首は舐めなかった。彼女が選んだ作戦はオイルマッサージである。仰向けになる友永に馬乗りし、ねっとりとオイルを塗り込んでいく加賀美。体勢は完全に騎乗位か素股のそれだ。こんなことをしていたら普通に下半身は反応すると思うのだが、ジェントルな友永は前張りでもしていたのだろうか……。

 さて、この色仕掛けは果たして功を奏したのか? 結果は失敗だった。エピソード3で加賀美は脱落している。もちろん、男はエロい女性が嫌いじゃない。でも、それとこれとは話が別。友永による「(加賀美は)将来の奥さん像ではない」という寸評は元も子もなさすぎて笑った。確かに、オイルまみれになって急にまたがってくる女性は結婚相手に選びたくない。

 水着デートが終わると、友永は広告代理店広報・野原遥(28)を2人きりの特別デートに誘った。「家族旅行でもプライベートでも来るグアムは思い入れのある島」と語る友永同様、野原もグアムには浅からぬ因縁があった。6年前にグアムで起こった無差別殺傷事件に、野原は巻き込まれていたのだ。事件直後は起きることもできない状態だったものの、懸命の努力で彼女は回復した。

「それができたのは、やっぱり家族の存在があったから。支えてくれる家族と親戚が近くにいたら、ここまでやってこれた。だからこそ、家族という大切な存在を、私は自分で築いていきたいと思う」(野原)

 すさまじい過去である。そして、その過去に屈しない強さが、彼女からは感じられる。野原の根源にあるのは家族の存在だった。

 ここで、どうしても、ある1シーンを思い出してしまう。エピソード1でファーストインプレッションローズを受け取ったのは岩間だった。あのとき、野原は岩間に「(友永と)何話したの?」と質問した。岩間は「家族のこと、私の家族の話」と返答。これを受け、野原はこんな考えを告白した。

「今後、私がどうアプローチしていくか、作戦を練り直そうかなって思ってます」(野原)

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