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週刊誌スクープ大賞

ZOZO前澤社長の”人間失格”退任劇、仕事を干された剛力彩芽を巡って第二幕も?

 さて、小泉進次郎への風当たりは、環境相就任後、ますます激しくなってきている。

 就任後の会見で、原発について聞かれ、「どうやったら残せるかではなく、どうやったらなくせるかを考えたい」と、親父を思わせる発言をしたが、「現実的対策を持ち合わせているのか」という疑問の声が記者の間から上がったと、新潮が報じている。

 それは、前任の原田義昭が最後っ屁のような形で、原発からの汚染水について、「思い切って(海に)放出して希釈する以外に、他にあまり選択肢がない」と発言したからだ。

 この原田発言にも、進次郎は福島県を訪れて「率直に申し訳ない」とお詫びしている。

 私は、ここまでの進次郎の原発に対する発言と行動は評価するが、新潮、文春は、気に入らないらしい。

 新潮では原発容認派から、原発を減らして火力発電にすればCO²が増えてしまう、科学的に見れば原発汚染水に含まれるトリチウムは問題ないと、毎度おなじみの反対論が出てくるが、政府や原子力規制委員会のいうことなど信じられるわけがない。

 それに、いまだに福島第一原発事故は、津波によるものなのか地震によるものかさえ、わかっていないのである。

 今週の第1位は、IT長者が一夜にして転落するという、小説より奇なZOZO前澤友作についての文春と新潮の記事。

 下流老人は、こういうタイトルにはうっとりする。「ZOZO前澤友作(43)『人間失格』経営」(文春)。女優を愛人にして自家用ジェット機でウインブルドンテニスを観に行くなんて人間は、自分とは違う世界に住むと思っていたが、どうやら、経営の失敗で、われわれのいる世界へ少し落ちて来たようである。

 前澤という立派な姓ではなく、名前の友作らしくなってきた。これまでが派手すぎた。土地や別荘、高級な乗用車、その上、美術品を相場の1・5~2倍近い値段で落札して、「美術品市場を混乱させたと言われています」(全国紙文化部記者=文春)

 美術品の価値がわからないから、徒に高い値を出して買い漁ってきたのだろう。

 その抜け作ではない友作が、プライベートブランド事業が大失敗したこともあって、とうとう経営悪化のために追い込まれて、ヤフーに持っているZOZO株の約30%を売却して、電撃退任してしまったのである。

 社員のことなど無視したやり方と非難されても仕方なかろう。その上、この取引、背任行為、または「究極のインサイダー取引」(新潮)といわれてもおかしくないものだと指摘されているのである。

 新潮によると、ZOZO株最安値が1600円台の中、ヤフーには2620円で売却するから、宇宙旅行代の1700億円を差し引いても、友作の手元に600億円のキャッシュが残るという。

 だが、同じ新潮で、「当局が当時、時代の寵児だった前澤さんの一挙手一投足に注目していたことは事実です。公開情報を精査したうえで、その先に何があるかということですね」と、特捜検察の関係者が不気味なことをいっている。

 この退任劇、第二幕があるのかもしれない。愛人で女優の剛力彩芽はどうなるのか。友作色が付きすぎて、女優としてもCMタレントとしても仕事がなくなってしまったのだから、彼氏と結婚するしかないと思うが、どうやらそうではないようだ。

 文春によれば、彼はZOZOの広報PRを担当していた30代半ばの女性との間に2人子どもがいて、元モデルの女性にも子どもがいるという。2人を高級マンションに住まわせているようだが、「俺以外の男ができたら今の援助は打ち切る」と宣言しているそうである。

 文春のインタビューで、剛力との結婚について聞かれた彼は、「回答は差し控えます」というだけだが、もう剛力には飽きたという声も聞こえてくる。 

 友作社長が購入した葉山町の3000坪の土地には、以前、イトマン事件で特別背任の罪に問われた小早川茂の50億円豪邸が建っていたそうだ。今またそれが売りに出されているといわれるが、虚栄を追い求めた2人がその土地で見ようとしたのは、どんな夢だったのだろう。(文中敬称略)

【巻末付録】

まずはポストから「。女子アナ秋のハプニング祭り-この夏恒例イベントで目撃された決定的瞬間」、もちろんヌードなどではない。

「なをん/平塚千瑛、愛の茂み」、堂々たるヘア・ヌードだ。袋とじは「久保千代子「まだまだ、愛してくれますか?」-富士出版史上最高モデル」。このおばさん、いつ見てもいいね~。

後半の袋とじも「『三十路の女』がデジタル写真集で甦る!-富士出版の史上最高傑作」

お次は「SVODで観られるお色気動画ガイド/『光回線からスケベがやってきた!』」。

「小島みなみ、ハダカのみなみ-美しい恋人と過ごす夢のような日常ヘアヌード」「奈月セナ、モルディブのマーメイド-Gカップのセナパイが青い海で濡れる」「いのうえのぞみ『撮られるキモチ』-自身もカメラマンとして活躍する美女」

「たわむれ温泉/朝比奈祐未-美バスト&美尻和服美女とのいやらしい逢瀬」「ナミ、確変SEXY-本誌でビキニを披露した美女がついにここまで!」

 フーッ。書き写すだけで息が切れる。物量作戦大成功だ。

 現代はどうか。巻頭は「写真家・篠山紀信が愛したスターたち-全国100万人が見た写真力展 ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、三島由紀夫、山口百恵」。巨匠渾身の名作の数々。

袋とじは「UCLAの女子体操選手が披露した『10点満点』ヌード 体操・カテリン・オオハシ」

後半の袋とじ「もぎたて海外仰天ニュース-エロスは国境を越える編」。日刊ゲンダイの名物企画だそうだ。

「小瀬田麻由-グラマラス&エキゾチック、デジタル写真集が大好評」「セックスの黄金比『5・2・3』の法則をご存じですか」

袋とじ「日本唯一の『トップレス・ビーチ』潜入ルポ-房総半島のとある海岸で発見」……とまあ、記事特集よりよっぽど力が入っている。
今週は、力の入れ方も質量も互角だ。引き分けだ。

最終更新:2019/09/24 17:59
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