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週刊誌スクープ大賞

秋篠宮の誕生日に眞子さま&佳子さまの姿見えず…婚約延期の期限前に「小室圭さんが極秘裏の動き」

 池袋でクルマを暴走させ、12人を死傷させた飯塚幸三・旧通産省工業技術院元院長(88)が、インタビューに答えている。

 TBSの守田哲社会部記者が聞いたものだが、そこで飯塚は、自分の体力にはその当時自信があったのだが、それは高齢者としての判断だから、第三者が見たらどうだったかわかりませんといっている。

 だが近隣住民は、事故の前から2つの杖をついていて、杖がないときは壁にもたれて歩いていたと証言している。とても、体力に自信があったとは思えない。かかりつけの医者からも運転を止めるようにいわれていたという報道もあった。

 飯塚はさらに、インターネットで事実と違う報道がされている、決して事故をもみ消すなんてできるはずはないともいっている。

 だが、母親と当時3歳だった子どもをひき殺したことへのお詫びの言葉はなかった。

 文春は狙った獲物は諦めない。先週報じた安倍首相の補佐官・和泉洋人と大坪寛子厚労省大臣官房審議官との「京都不倫旅行」疑惑を続報している。

 菅官房長官などが2人を庇っているが、2人が山中伸弥所長に「iPSストック事業に国費を投入することは打ち切る」と伝えたことは事実だと文春は報じている。

 大坪が原案を作った文書を入手した。そこにははっきり、「法人に対しては国費を充当しない」と記されているそうだ。

 また京都旅行は、大坪は公務の出張だが、和泉は文科省の担当部局に、「休暇を取って行く」と伝えていたことも掴んだ。以前、文春が直撃した時、和泉は「僕は出張ですよ」と答えていたのだ。この不倫疑惑、まだまだ尾を引きそうだ。

 森田健作千葉県知事の公私混同問題も文春は連続追及している。今回は、「売れないアイドルに県が仕事を発注していた」というもの。

 台風15号が直撃した日に、公用車で別荘を見に行った「疑惑」で、自分の給与の一部を削減するといったが、その額があまりにも少ないので再び批判されているが、今度は、その翌日、地元のFMラジオ局・ベイエフエムのレギュラー番組の収録のためにスタジオを訪れていたというのである。

 周囲から、「こんなことをしている場合じゃない」と諫められ、慌てて県庁へ引き返したそうだ。不思議なことに、この森田知事のレギュラー番組が、突然休止になったというのだが、何があったのか。

 ベイエフエムと千葉テレビの筆頭株主は千葉県だから、県知事の影響力は絶大だそうだ。

 そこに、彼の出身事務所である「サンミュージック」のタレントたちを多数出演させているという。中でも小野真弓(38)という女性がお気に入りだそうで、2010年に開催された「ゆめ半島千葉国体」では、開会式のフィールド司会に抜擢したというのだ。

 森田が名誉監督をしている野球チームのマスコットガールに就任させたり、森田のラジオ番組でアシスタント役をしていたという。

 それ以外にも森田知事には女性の噂が絶えず、奥さんは森田の妻であることを隠して銀座で合コンをしたり、森田の元付き人を追いかけて中国に“出奔”したこともあったそうだ。

 こんな知事を頂いている千葉県民が可哀想になる。

 今週の新潮は読みどころが満載である。12月18日、東京地裁である判決が下された。

「望まない性行為」で精神的苦痛を受けたとして、ジャーナリストの伊藤詩織(30)が元TBS記者の山口敬之(53)に対して、1100万円の損害賠償を求めていた訴訟で、伊藤の訴えを認め、山口に330万円の支払いを命じたのである。

「酩酊状態で意識のない彼女に対し、合意がないまま性行為に及んだ」と鈴木昭洋裁判長が認めた。

 この事件を最初に報道したのは新潮だった。判決は締め切りに間に合わなかったが、山口が伊藤詩織を連れ込んだ、東京白金のシェラトン都ホテルで、事件当夜、ドアマンとしてエントランスにいて、タクシーから彼女が引きずり出される様子を目撃していた人間の証言を採録している。

 彼女はタクシーの中で、自分が吐いた汚物を指して、「そうじするの、そうじするの、私が汚しちゃったんだから、綺麗にするの」と、幼児の片言みたいに繰り返していたという。

 無理やり降ろされた伊藤は、「足元がフラフラで、自分では歩けず、しっかりした意識の無い、へべれけの、完全に酩酊されている状態でした。(中略)そのままホテル入口へ引っ張られ、『うわーん』と泣き声のような声を上げたのを覚えています」

 ドアマンが、この男女が何者であるかを知るのは、新潮が記事にし、伊藤詩織が記者会見してからだった。会見をテレビで見たドアマンは、

「まるで別人でした。自分では歩けないから、男性が手を強引に引っ張ってホテルの玄関に入って行きました。私はそれを唖然として見送りました」

 伊藤が山口を刑事告訴し、高輪署からも強行犯係りの2人の刑事がドアマンに話を聞きに来た。高輪署が裁判所から「準強姦容疑」で逮捕状を取り、アメリカから山口が帰国するタイミングで逮捕するべく成田空港でスタンバイしているとき、直前に当時の警視庁刑事部長で、現警察庁ナンバー3の中村挌が中止命令をかけたのである。

 当時、新潮が中村を直撃すると、「(逮捕は必要ないと)私が決裁した」と認めている。

 山口はTBS時代から安倍首相と親しく、フリーになってからは安倍のヨイショ本を出している。中村も、菅官房長官の秘書役を長らく務め、絶大な信頼を得ていた。

 その後、警視庁本部から書類送検を受けた東京地検は、ほぼ1年後に不起訴と判断。伊藤詩織は検察審査会に審査申し立てを行ったが、「不起訴相当」の議決が出ている。だが伊藤は諦めなかった。新潮にこう語っている。

「この民事訴訟を通じ、私が求めていたのは裁判の判決自体ではなく、それまでの刑事事件の手続きでは分からなかった部分を明らかにすることでした。ホテルのドアマンの方がお話してくださるようになったのも、訴訟を提起したからだと思っています」

 伊藤と山口の2人は、19日に、外国特派員協会で会見を開いた。特派員たちの判断は、聞かなくともわかっている。伊藤詩織というのは凄い女性だ。山口は、女性を見る目がなかったと同時に、安倍官邸の権力にすがったことが、男としても人間としても間違いだった。

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