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氷川きよし、紅白で「自分らしさ」爆発! 性別で組分けする時代遅れな紅白歌合戦に一石を投じるか

文=日刊サイゾー

日本コロムビア公式サイトより

 大晦日恒例のNHK紅白歌合戦。70回目となる2019年の紅白では、“自分らしさ”が爆発した氷川きよしに注目が集まった。

 近頃は、本来の自分をそのまま表現するようになり、ジェンダーレスな魅力を発揮している氷川。紅白では、「紅白限界突破スペシャルメドレー」と題して、最新曲『大丈夫』と2017年発売のアニメ『ドラゴンボール超』主題歌である『限界突破×サバイバー』をメドレーで披露した。

「アニメ映像とコラボして金の龍に乗って熱唱した『限界突破×サバイバー』も圧巻でしたが、赤と白の着物で歌った『大丈夫』は本当に素晴らしかった。女性的な姿と男性的な姿を同時に表現するとともに、どちらにもカテゴライズできない唯一無二な“氷川きよし”を強烈に印象づけました」(レコード会社関係者)

 12月30日放送のTBS系『第61回 輝く!日本レコード大賞』に出演した氷川は、そこでも「自分らしく輝くことが大切です」と発言し、“自分らしさ”を強調していた。

「従来の価値観には収まらない多種多様な人々が、自分に嘘をつかずに生きられる世の中が求められているのが今の社会。氷川さんは、まさに今の時代に必要なアーティストであり、氷川さんの存在が日本のエンタメ界を変えていく可能性も高いでしょう」(同)

 そもそも女性の「紅組」と男性の「白組」に分かれて戦う「紅白歌合戦」のコンセプトそのものが、時代遅れになるのではないかとの意見も出てきている。

「紅白歌合戦は、女性にも男性にもカテゴライズできないLGBTの人々に対する配慮が足りないというのは確かだと思います。今回、氷川さんは白組に入ったうえで、“紅組でもあり、白組でもある”という演出をしたわけですが、白組に入れられること自体に疑問を持つ人もいるでしょう。また、だからといって、紅組に入ればいいというわけでもない。男性と女性で分けるということ自体を見直す必要性もあるはずです」(音楽業界関係者)

 過去の紅白では、性別の壁を超えた例もある。2005年の紅白では、和田アキ子がm-floとのコラボで白組として出演、ガレッジセールのゴリは「ゴリエ」として紅組で出場した。2007年には、トランスジェンダーであることを公表している中村中が、戸籍上の性別が男性である歌手として、紅組で出場した。

「紅白は、必ずしも戸籍上の性別にこだわっているわけではなく、柔軟な姿勢で、それぞれの歌手が自分らしいパフォーマンスができる場を提供する努力はしていると思います。しかし、もはやそれだけでは十分ではない時代になっている。紅白のチーム分けの基準を性別の頼るのは、限界のような気もします。歌手が自分で好きな方を選べるようにするなどの抜本的改革を視野に入れていかないと、本当に時代に取り残されることになるかもしれません」(同)

 今回の紅白での氷川きよしのパフォーマンスは、ある種の強烈なメッセージでもあったことは言うまでもないだろう。これを受けて、いかに紅白が変貌していくのか、次回以降に注目が集まる。

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最終更新:2020/01/02 10:00

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