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上皇復活のタイミングで“上皇島流し”の大河⁉「北条義時」を選んだNHKに不敬の声

NHK放送センター

 なぜこのタイミングでこの題材を?

 1月8日、NHKは2022年の大河ドラマが鎌倉幕府の第2代執権・北条義時を主人公とした『鎌倉殿の13人』となることを発表。主演は小栗旬で脚本は三谷幸喜氏に決まったという。

 小栗が演じる北条義時という人物について、三谷氏は「めちゃくちゃダーク』と表現。会見では国民的アニメ『サザエさん』に例え、「サザエ(北条政子)とカツオ(義時)が手を組んで、マスオ(源頼朝)の死後に、波平(初代執権・北条時政)を磯野家から追い出す。しかも義時はタラちゃん(3代将軍・源実朝)を滅ぼしてしまう。フグ田(源)家が滅亡して、磯野(北条)家の鎌倉時代ができるというすごいドラマ」と説明した。

「三谷作品といえば、大人数でわちゃわちゃするイメージが強いですが、『サザエさん』に例えたことからコメディタッチとなるのかもしれません。この時代の合戦が騎射戦なのが気になる点で、これを映像化するには予算と手間がかかる。だからといって史実をねじ曲げてなぎなたと刀でごまかすと、大河ファンや歴史ファンからブーイングが飛んでしまうでしょう」(テレビ誌ライター)

 また、ネット上では「なぜいま北条義時を題材にしたのか」と物議を醸しているという。

「幕府を確立した人物に焦点を当てたドラマで、日本がなぜ天皇と武家政権の二重構造になったのかがわかりやすいはずなので、海外に配信するのも良いかもしれません。しかし、過去には『平清盛』で上皇を流罪にしたシーンはありましたが、今の世に上皇が復活した、このタイミングで、上皇を無力化した人物を主人公にしたことに首をかしげる人が多いようです。一部からは『上皇のいる時代に“上皇島流し”を持ってくるNHKは不敬では?』との声も聞かれます」(女性誌記者)

 描き方を間違えれば、三谷氏は“ネトウヨ”から集中砲火を浴びるかもしれない?

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最終更新:2020/01/10 13:18
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